「使い放題」をうたっていたにも関わらず、4月から突然「3日間で1GB」制限が導入され、大炎上しているワイモバイル(現:ソフトバンクモバイルの1ブランド)の「Pocket WiFi 305ZT」ですが、今もなおひどい売られ方をしていることが明らかになりました。詳細は以下から。
これが5月19日(火)時点で都内量販店に掲示されていた305ZTの広告。「さよなら!速度制限!」「高速LTEが使い放題なのにこの価格!」「やっぱりワイモバイルのポケットWiFi!」などという文字が躍っていますが……
広告の下の方に、ごくごく小さな文字で「別途、通信品質確保を目的とし、利用通信量が特に多いお客さまに対して、通信速度制御を行う場合があります。」と記されています。
別の店舗でも同様の広告は掲示中。こちらは上記のポスターよりも小さいため、注釈の文字が非常に読みづらいことになっています。
「ご好評につき期間延長!!」としていることから、「CA対応Pocket WiFi使い放題キャンペーン」を当面延長することが発表された5月8日以降に新たに印刷されたとみられるこの広告。
携帯各社が制限を緩和した今となっては、厳しい部類に入る「3日間で1GB」の基準を厳格に運用するようになったにもかかわらず、「さよなら!速度制限!」はさすがに看板に偽りありなのではないか、全然さよならできていないじゃないか……と言わざるを得ません。
なお、「注釈があるから問題は無いのではないか」という声もあるかと思われますが、ワイモバイルの前身であるイー・モバイルは音声通話サービスを開始した2008年、テレビCMや駅貼りポスター、鉄道車両内などで「ありえない! 電話基本料0円」「ケータイ初!月々980円で24時間いつでも通話無料」とうたった広告を掲示。
しかしあくまで通話無料はイー・モバイルユーザー同士であることや、「別途、データ通信利用料月々1000円~がかかります」といった記載を広告全体の大きさと比べて小さい文字で行っていたことが、消費者に著しく優良であると誤認させる不当表示に当たるとして、(PDFファイル)公正取引委員会から警告を受けた過去があります。
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