iPhone 6を7回以上充電できる、20100mAhという超大容量を実現したモバイルバッテリーを人気メーカー・Ankerとcheeroがそれぞれ「Anker PowerCore 20100」「cheero Power Plus 3 Premium 20100mAh」として発売したので、比較してみました。
同じ容量ではあるものの仕様が異なる部分も多く、用途に応じて選んだほうが良さそうです。詳細は以下から。
・本体サイズ、重量(約)
cheero:101×117×23mm、375グラム
Anker:166×58×22mm、356グラム
体積はcheeroが約27.2立方センチメートルなのに対し、Ankerは約21.2立方センチメートル。本体サイズ、重さ共にAnkerが有利な結果となりました。
・搭載ポート数
cheero:3
Anker:2
搭載ポート数ではcheeroに分があり、スマホと仕事用フィーチャーフォン、タブレットなど、機器を複数台持ち歩くユーザーにはcheeroがオススメです。
・最大出力
cheero:合計4.4A(各ポート最大3A)
Anker:合計4.8A(各ポート最大2.4A)
合計の最大出力ではAnkerに分があるものの、単一ポートでの最大出力はcheeroに軍配。スマホなど複数台を同時に急速充電したいのであれば合計出力の大きいAnker、タブレット利用がメインで、とにかく急速充電したいのであれば3A出力できるcheero……といった形で、用途に応じて選ぶのも悪くありません。
・最適化機能
cheero:接続したデバイスを自動検知し、最適な電流を流す「AUTO-IC」
Anker:接続デバイスを検知して電流を最適化する「PowerIQ」と、ケーブル抵抗を検知し出力電圧を自動調整する「VoltageBoost」
ケーブル抵抗まで感知できるAnkerのほうに分があるように思われます。
・入力
いずれも5V/2A
cheeroの商品紹介によると充電時間は11時間。入力が同じな以上、Ankerもほぼ同じくらいと考えて良さそうです。
・セル生産元
いずれもパナソニック
・保証期間
cheero:1年間
Anker:18ヶ月
・まとめ
以上のことから、シーン別にオススメするとこんな感じになります。
軽量、コンパクトがいい→Anker
持ち歩くデバイスは2台まで→Anker
3台以上のデバイスを持ち歩く→cheero
とにかくタブレットを急速充電したい→cheero
シルバーウィークに旅行を計画しているのであれば、1台は持っておきたいモバイルバッテリー。
気が付けばかつて定番だった三洋の「モバイルブースター」とほぼ同じ値段で、4倍近い大容量のモデルが買えるようになるなど、手の届きやすいものになっていることに、驚かざるを得ません。
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