-40度の北極圏間近で熱々のお茶をぶちまけたら奇跡の1枚が撮れました
寒い冬には熱いお茶。では極寒の大地に熱々のお茶をぶちまけたらどんなことになるのでしょう。詳細は以下から。
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カナダのオンタリオ州で活動する写真家のMichael Daviesさんは友人のMarkusさんと共に、とある写真を撮りに山の頂へと向かいました。
そこは北極圏からわずか20kmというカナダ北部の地。Daviesさんが10年間写真家として働いたPangnirtungというイヌイットの集落からもほど近い場所です。もちろんこの時期の北極圏付近の日照時間は極めて短いもの。日の出から日の入りまでのわずか2.5時間のチャンスをDaviesさんは狙いました。
気温から風速までを計算に入れ、低い太陽をバックにMarkusさんが魔法瓶に詰められた熱々のお茶を-40度という極寒の大気の中にぶちまけます。するとそのお茶は液体のまま地面に届くことなく、あっというまに美しい氷の結晶となって飛び散ってゆきました。
極低温では温暖な地域に住む人の常識が通用しないことがしばしば起こりますが、この瞬間冷却は凄まじいもの。そしてそんな自然を知り尽くしてこの写真を見事に撮影したDaviesさんはさすがと言うしかありません。
Pouring Hot Tea At -40C Near The Arctic Circle During Sunset Bored Panda
アークティック・オデッセイ―遥かなる極北の記憶
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星野 道夫
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