【実験】秒速200mの暴風を真正面から受けると人間の顔はどうなるのか?



秒速200mの暴風、人間が浴びたらどんなことになるのでしょうか?詳細は以下から。

この地球上では常にあちこちで風が吹いています。気持ちのいいそよ風は大歓迎ですが、時に家屋をなぎ倒し、車を横転させることもあるのが風の怖さ。

日本では台風の時を中心にとんでもない暴風が吹き荒れることがあり、最大瞬間風速の日本記録は1966年9月5日に宮古島で台風18号による秒速85.3m。秒速60m以上は「木造住宅の倒壊が始まり鉄骨構造物が変形する」ともされており、まさに大災害と言えます。

では、その倍以上の速さである秒速200mの風を人間に浴びせかけてみたらどうなるのか、という実験を1946年にNASAの前身であるNACAがラングレー研究所で行いました。もちろん拘束していないと遥か彼方まで吹き飛んでしまうので、被験者は装置にしっかり括りつけられています。


ちなみに竜巻を含めた地球上での最大瞬間風速は、1999年にアメリカ合衆国オクラホマ州で観測された竜巻による秒速142.2m。竜巻の規模を測る有名な藤田スケールではこの風速は最大のF5に分類され、このような説明がなされています。

住家は跡形もなく吹き飛ばされるし、立木の皮がはぎとられてしまったりする。自動車、列車などが持ち上げられて飛行し、とんでもないところまで飛ばされる。数トンもある物体がどこからともなく降ってくる。

気象庁|藤田(F)スケールとはより飲用)


さて、それを超える暴風を浴びたらどうなるか、動画でじっくりご覧ください。

Man in 457 mph Wind Human Tolerance to Wind Blasts 1946 NACA Langley Research Center - YouTube


人間の頬ってこんなにパタパタと波打つのかと思うほどに波打っています。もちろんまったく眼や口は開けていられない状態。この風速は単位を直すと時速753kmとなり、巡航時のジェット機の速度に迫ります。ジェット機の上に括りつけられたと考えると少し近いかもしれません。

Film From a 1946 NACA Experiment Shows How a Human Reacts to Wind Blasts of up to 457 MPH

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