現時点でも未解読の奇書「ヴォイニッチ手稿」と「コデックス・セラフィニアヌス」が無料で手に入ってしまいます。詳細は以下から。
謎の言語で書かれ、解読不能とも言われる奇書「ヴォイニッチ手稿」。1912年にアメリカ人の革命家で古書収集家のウィルフリッド・ヴォイニッチがイタリアで発見したため彼の名前が付けられていますが、240ページの羊皮紙からなるこの写本は作者も執筆時期も正式な題名も不明の奇書。
ヴォイニッチ手稿に描かれた文字は暗号とも人工言語とも推測されるものの現在でも未解読。実在しない植物や天体図を始めとした奇妙で詳細な挿絵が随所に描かれています。
放射性炭素年代測定により用いられた羊皮紙が15世紀初頭のものであることは分かっていますが、執筆時期の特定には至っていません。また、書かれた目的も異端とされた錬金術や薬草学の知識を密かに伝承するためとするものから、実際の異世界の記述である、金儲けのための偽造、ついには薔薇十字団との関係まで囁かれるなど、いろいろな意味でマニア垂涎の奇書です。
このヴォイニッチ手稿をPDFで無料ダウンロードできるサイトがHolyBooks.com。聖書やコーラン、マハーバーラタから各種仏典まで世界中の聖典を無料でダウンロードできてしまう、なんとも素敵なサイトです。
ここから同時にダウンロードできるのが「コデックス・セラフィニアヌス」。こちらはイタリアの建築家で工業デザイナーのルイジ・セラフィーニさんが1976年から78年にかけて書き上げた書物。こちらは人工言語を用いて描かれた百科事典形式の書物で、架空の動植物から謎の機械、架空の文明の人物や歴史などが鮮やかな挿絵とともに描かれています。
じっくり眺めて楽しむもよし、自らの創作活動の元ネタに使うもよし、もちろん本気で解読を試みるのもよさそうです。気になった方は永久保存版として手元においてみてはいかがでしょうか?DLページは以下から。
Download PDF Voynich Manuscript & Codex Serahinianus
Download PDFs of the mysterious Voynich Manuscript and the Codex Seraphinianus for free Dangerous Minds
Rizzoli (2013-10-29)
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