スマホおよび大容量コンテンツの普及による通信量の増大を受け、対策としてヘビーユーザーに通信速度制限を課す通信事業者は多々ありますが、法的措置を講じる事業者が現れました。詳細は以下から。
一部ユーザーの異常な利用による、一部サイトでのダウンロード速度の低下について | freetel
格安SIM・格安スマホを提供するFREETELの公式ページによると、ごく一部のユーザーがネットワークに支障が発生するおそれがあるほどの通信を行っており、直近10日間、また特に昨日の夕方から一部のサイトからのダウンロードが非常に遅くなっているそうです。
ユーザー全体の利用にとって、大きな支障となっている当該ユーザーについて、FREETELは警告および利用の停止を行うと共に、法的措置を講じるとのこと。
なお、同社は今月から月二回の増速(W増速)を実施。通常利用しているユーザーに対しては、今後とも快適な通信サービスを提供していくと約束しています。
ネットワークに負荷をかけるようなユーザーに対し、通信量に応じて速度制限を行うようなケースはよくあることで、先日OCNが家庭の光回線においても度を超したヘビーユーザーを規制すると発表したばかりですが、法的措置というのはさすがに穏やかならぬ話。
告知ページのコメント欄には「どういうことが異常な使い方なのか具体的に説明してもらわなければ納得がいかない」といったコメントが寄せられています。
・15:55追記
RBB TODAYの報道によると、今回問題となっているのはAppStoreからのダウンロード時のみ、パケット料金が無料になるiPhone向けSIMカード「FREETEL SIM for iPhone」で、アプリのダウンロードを繰り返す行為ではないかとのこと。
法的措置を講じるという文脈から、いいキャラが出るまでゲームのインストールと削除を繰り返す「リセマラ(リセットマラソン)」を繰り返す個人ユーザーでなく、アプリのダウンロードを繰り返し、人気のあるアプリに見せかける業者がターゲットなのではないかと推測しています。
しかしそれならわざわざ格安SIMを契約せずとも、光回線とWi-Fiを組み合わせるなどしたほうが安定して速度も出る分、手っ取り早い気がしますが、ランキング操作のためには機内モードオン・オフで無理矢理IPを切り替えられるモバイル回線のほうが都合がいいということなのでしょうか……?
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