もう外国語習得に苦労する必要もなくなりそうです。詳細は以下から。
頑張ってもなかなか続かないし、使えるようにならない外国語。仕事や学業の合間に勉強するのは大変すぎる…と諦めてしまった人も多いのではないでしょうか?
そんな人にとってまさに救世主となりそうなのがこちらの「翻訳イヤホン」。耳に詰めておくと、リアルタイムで外国語を翻訳して再生してくれるのです。その手軽さはまるでドラえもんの秘密道具「翻訳こんにゃく」のよう。
Waverly Labsが開発した「翻訳イヤホン」の正式名称は「Pilots」。2つセットとなっていて、装着したふたりのお互いの会話をあらかじめスマホ用のアプリで設定した言語に翻訳してくれます。
最初の対応言語は英語、フランス語、スペイン語、イタリア語の4つ。ただし、今後有償の言語拡張パックによって東アジア系、インド系、セム系、アラブ系、スラブ系、アフリカ系などの各種言語への翻訳も対応できるようになるとのこと。なお、多少の方言は翻訳してくれますが、訛りがきつすぎると精度は落ちてしまうそうです。
5月25日からクラウドファンディングサイトIndiegogoでプレオーダーができるようになり、最も安い早割価格は129ドル(約14000円)を予定。発送は今年の秋から初冬を予定しています。
なお、イヤホンを持っていない人とはアプリを通じて会話も可能。海外での使用を想定してオフラインでも使える仕様となっています。将来的には周囲で聞こえる会話の全てを翻訳してくれるようになるとのことで、駅や空港でのアナウンスなども聞き取れるとずいぶん楽になりそう。
実際に使用している様子の動画は以下から。フランス人の女の子と話すために作ったという話ですが、愛は力なりということなのでしょうか?
Promo Waverly Labs creates first in-ear language translator - YouTube
とんでもない技術のようにも思えますが、Siriをはじめとした音声認識機能の向上はすさまじいものがあり、機械翻訳も英語とスペイン語のような近い関係にある言語においては、ほぼ文章が破綻することなく読めるようになっています。この辺りの技術をうまく組み合わせたと考えると、実はこれができて当たり前という時代なのかもしれません。
外国語教室に高いお金と時間を費やすより、これを付けるだけで外国人とコミュニケーションが取れるとしたら、実は極めてお買い得なのかもしれません。ただし、日本語絡みの機械翻訳がまだまだ実用には厳しい精度なのも事実。日本語に対応するまでに英語くらいは喋れるようになっておいてもよさそうです。
In-Ear Device That Translates Foreign Languages In Real Time Bored Panda
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