何度見ても何が起きているのか分かりません。すさまじい錯視です。詳細は以下から。
人間の目の錯覚を利用した騙し絵はエッシャーを始め人類史上に限りなく存在してきました。しかし3Dプリントを用い、明治大学研究・知財戦略機構の杉原厚吉特任教授が作成した「Ambiguous Cylinder Illusion」は桁違いでした。
杉原厚吉教授は数理工学を専門とする傍ら、だまし絵や錯視の研究も行って多数の著作を執筆しており、「図形計算コンサルタント」を自称する人物。この作品は世界一の錯視を決める「2016 Best Illusion of the Year Contest」で準グランプリに輝きました。
もはや説明は不要。じっくりとご覧下さい。上記コンテストで受賞していることからCGによるトリックでないことは折り紙付きです。
Ambiguous Cylinder Illusion - YouTube
頭が混乱してきてしまいそうですが、いったいなぜこんなことが起きるのでしょうか?YouTubeチャンネルのMake Anythingが同じものを3Dプリントし、説明しています。
Ambiguous Cylinder Illusion How it Works - YouTube
角の高さの違いでこんな錯視になるとは、タネを明かされてなお感嘆するしかありません。
An Astonishing Optical Illusion Where Objects Appear to Change Shape in the Mirror
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