あなたの周りに蚊に刺されやすい人はいませんか?その人はこんな特徴を持っているかもしれません。
夏が来ました。蚊の季節です。蚊取り線香や虫除けを使っていてもひとりだけ蚊に刺されまくってしまう、そんな人はいませんか?もしかしたらその人は次に挙げる5つの特徴に当てはまっているのかもしれません。
1.血液型がO型
日本のInstitute of Pest Control Technologyらの研究によると、血液型がO型の人は他の血液型の人よりもヒトスジシマカに指されやすいことが報告されています。特にA型の人に比べるとはるかに蚊に刺されやすいとのこと。
原因としてはO型の人の血液にのみ存在する特殊な糖が蚊を引き寄せるから。ただし、一度ターゲッティングしてしまった後は血液型に関わらず刺されることになります。
2.呼気の二酸化炭素が多い
蚊は小顎肢と呼ばれる二酸化炭素を感知する機関を持っています。この機関で0.01%~0.05%ほどの二酸化炭素濃度の変化を感じ取り、場合によっては100m先からでもターゲットに向かって飛んでゆくことができます。よって、身体の大きい人や大人は二酸化炭素の排出量が多いため、小柄な人よりもターゲットになりやすいと言うことができます。
3.乳酸の分泌量が多い
蚊は二酸化炭素だけでなく乳酸を感知することもできます。人間の皮膚からは常に乳酸が分泌されており、その乳酸に蚊は引き寄せられます。つまり運動をして疲労していたり、代謝が活発になって体温が上がっている人はより蚊に刺されやすいということができます。
これはひとまずぬるめのシャワーを浴びて体温を下げ、皮膚の乳酸を洗い流すことで少なからず対処できそうです。
4.妊娠している
これは妊娠によって2と3が発生することによります。妊娠後期の女性の呼気には妊娠していない女性の呼気よりも21%程二酸化炭素濃度が高いと報告されています。また、妊婦は皮膚への血流が増加することにより、体温が0.7度ほど高くなることが知られています。
5.ビールを飲んでいる
5.5%のビール350mlを飲んだ被験者には極めて多くの蚊が集まってきたとの研究報告がありますが、これは被験者数が13人と少なく、研究者らも飲んだビールの量と汗の中のアルコール濃度に相関関係は無いと言っているため、あくまで仮説以上のものではありません。
感覚としてはビールを飲んでいる時の方が刺されやすい気はしますが、ビールを飲んでいく中で酔っ払って体温が上がって乳酸の分泌量が増えたり、呼吸が速くなって二酸化炭素の排出量が増えたことに起因する間接的な結果と考えた方がよさそうです。
ということで、いくつ当てはまっていたでしょうか?意識的に対処できそうなのはシャワーを浴びるくらいですが、おとなしく蚊取り線香や虫除けのコンボに頼った方がよいかもしれません。
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