ソフトバンクが月額6000円で20GB使える「ギガモンスター」を打ち出し、auが速攻で対抗プラン「スーパーデジラ」を放つ中、一人沈黙を守るドコモ。おそらく近日中に対抗プランが発表されると思いますが、ドコモはどう対抗するのでしょうか。3パターンで考えてみました。詳細は以下から。
1.そのまま追従する
まず考えられるのが、ソフトバンクやauと同じプランを出すというもの。具体的には月額6000円で20GB使えるものの、家族でデータをシェアすることはできず、テザリングにはプラス1000円(一定期間はキャンペーンとして無料)という内容です。
これなら「横並びだ」という批判は浴びるものの、他社以上に冒険するリスクもありません。
2.容量こそ減るものの、家族で安くシェアできる大容量パックを出す
続いてかなり現実的に思えるのが、「20GB・6000円では出せないものの、家族でシェアできる」というプラン。
総務省がライトユーザー向けプランを創設するよう携帯3社に求めた際、ソフトバンクやauが個人向けの1GBプランを発表した一方で、ドコモは5GBを家族でシェアするプランを発表しました。このように、ドコモがデータシェアに対して積極的に取り組んできた経緯を鑑みると、「比較的大容量を安く、家族でシェアできること」を武器にする可能性は十分にあります。
しかしソフトバンクやauがパケットを家族でシェアできないように設定しているのは、採算上の理由からだと思われるため、さすがに「20GB・6000円・家族シェアOK」という条件での提供は困難だと考えざるを得ないわけです。
3.20GB・6000円のまま、家族でシェアできるパックを出す
そしてまずありえないものの、もしドコモがソフトバンクやauに大差を付けようとするのであれば、「20GB・6000円・家族シェアOK」というプランをそのまま出すという可能性も。
実に現行のプランを1万円値下げすることになるわけですが、さすがにドコモ自身のダメージも相当なものです。
そう遠くないうちに明らかになると思われるドコモの対抗プラン。競合各社が「20GB」というインパクトある数字を打ち出した以上、「何もしない」という選択肢はほぼ無いわけですが、はたして同社はどこまで身を切るつもりなのでしょうか。
・9月13日追記
ドコモが出した答えは「個人向けプランではソフトバンク、auに追従しつつ、家族向けの大容量パックで差を付ける」でした。
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