【Boom Festivalレポート】音楽とダンスだけでは語り尽くせない、アートが満ち溢れる異次元の楽園
Boom Festivalは断じて音楽とダンスだけのフェスティバルではありません。
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これまでBoom Festivalの音楽とダンスの側面を紹介してきましたが、それだけで終わるようなフェスティバルではまったくありません。それこそがBoom Festivalを単に巨大なトランスフェスティバルとしては終わらせず、生きる伝説であり楽園にしているのです。
ここで見てみるのはBoom Landのそこここにしかけられた遊び心溢れるアートの作品たちです。デコレーションの域を超え、会場の通路に、木立の中に、ふと表れてくるのです。
灼熱の昼間に歩いている時に見えてくるのはこうしたオブジェたち。今回作られたものもあれば、以前からずっとそのままになっているものもありました。
こうしたオブジェの中には昼と夜で違う顔を見せてくれるものも。
こちらは大人の遊園地。奥のDance Templeからダンスミュージックが響き渡る中、楽しそうに遊んでいます。
こちらは池と一体になったオブジェ。こうした池をはじめとしたガーデンはもBoom Landに何年も掛けて作り上げられてきたもの。つまりこの場所は単なるフェス会場ではなく、Boom Festivalがこれまで20年を掛けて作り込み続けている正真正銘の楽園であるということ。
インフォメーションセンターにある掲示板なのですが、これもBoom Festivalにかかると素敵なオブジェになります。友達にいる場所を伝えたり、次のフェスへの乗り合いを探したりと、数え切れない程のメッセージが鈴なりになっています。
こちらがBoom Festival 2016のテーマである「シャーマニズム」を体現するオブジェ。
夜になるとBoom Landは昼間にも増して夢と魔法の世界になっていきます。
暗く広大な会場を歩いていると、ふとこのようにキラキラと光る「何か」が見えてくるのです。
木立のなかにクラゲが浮遊していました。そして木々の足下には光るキノコの群れが。
そんな場所は踊り疲れたBoomerたちの憩いの場所となります。
シャーマニズムを体現するあのオブジェはプロジェクションマッピングによってものすごいことになっていました。
さすがに動画に撮るのは困難だったのですが、ヤバいことになっていました。
Boom Landの中ほどにはギャラリーも開設されています。
中にはサイケデリックアートやヴィジョナリーアートと呼ばれるタイプの作品が展示されています。深夜過ぎでも大勢が鑑賞に訪れていました。ちょっと驚きです。
こちらのカウンターでは作品の購入なども可能。まさにギャラリーです。
ギャラリーの中心のドームでは寝転がってドームの天井全面に映し出すタイプのとんでもない映像作品が上映されていました(これはリハーサル時のもの)。毎回30分を超える待ち時間でしたが、とにかく人気でした。筆者も入りましたが、これまで見たことのない映像体験でした。
Boom Festivalが単なる野外音楽フェスティバルに留まらない存在であることを感じていただけたでしょうか?このフェスが作り上げるのはあくまでも楽園としての世界です。その中に中心的な要素としてダンスミュージックが存在していますが、それだけでなく五感の全てに対して隙間なく働きかけてくるのです。そのことがBoom Festivalを唯一無二の存在にしているということができるでしょう。
次回はもっとゆっくりとした面、Boom Landの美しいビーチについてお送りします。
BOOM FESTIVAL, 1997-2016, Oneness _ Music _ Arts _ Environment _ Culture _ Love
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