あまりにタイムリー、キューブリック監督の「博士の異常な愛情」の音楽リミックスがとてつもなくかっこいい

アメリカ合衆国の現状を見るに、この上ないタイミングでの登場です。詳細は以下から。


スタンリー・キューブリック監督の傑作「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」。冷戦下で核兵器を巡るドタバタと人類の末路を描くこの上なくシニカルなブラックコメディ作品ですが、そこに登場する人物たちの有様は今現在の世界にも十分通用するもの。

この作品をヒューマン・リーグヘヴン17のメンバーであり、ティナ・ターナーやイレイジャーなどのプロデューサーとしても活躍するマーティン・ウェアが作中の映像と台詞を電子音楽でリミックスしています。

キューブリックの見事なまでのカメラワークと狂気じみたキャラクター造形、台詞の数々が新たな渦を描きながら最後の審判(Dooms Day)に向かって突き進んでいきます。

Dr Strangelove (Martyn Ware & Eclectic Method Remix) – YouTube

なお、この作品のエンディングは映画史上最高クラスの映像と音楽のマリアージュとなっていますので、オリジナル版の動画もぜひご覧になって下さい。

博士の異常な愛情 – YouTube

果たしてこの映画と現実、どちらがより異常なのでしょうか?

A Clever Musical Remix of Dr. Strangelove

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