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雄要らず、雌3匹がいればある種のゴキブリは単為生殖でどんどん増えていくことが判明しました。詳細は以下から。
黒い悪魔、這い寄る混沌などのふたつ名を持ち、名を口にするのも憚られるほどに忌み嫌われるおぞましき存在。それがゴキブリです。BUZZAP!では何度かゴキブリの美味しさや有用さを記事にしてきましたが、もちろんお茶の間を襲うノラゴキブリたちが人類の敵であることには言うまでもありません。
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そんなゴキブリの中でも日本最大級の大きさと高い飛翔能力と走行性能を持ち、攻撃的なワモンゴキブリに関し、しぶとい繁殖力の秘密の一端が北海道大学の研究チームによって明らかにされました。
ゴキブリの中には雄と雌による有性生殖の他に単為生殖を行う種が存在していますが、ワモンゴキブリもそのひとつ。研究チームがワモンゴキブリの雄雌1匹ずつのペア、雌1匹、雌複数匹などの11パターンでそれぞれ14組以上を容器内で飼育し、繁殖に関するスピードを調べました。
卵の入った「卵鞘」というカプセル状の器官を形成するまでの期間を2回目まで調べたところ、雌3匹以上のグループでは最初の卵鞘形成が雌1匹だけ場合よりも3日程度早い10日程度となり、2回目に関しては9日以上早くなりました。さらに、雌15匹以上の集団で飼育したグループでは雄のいない雌だけの状態で3年以上もコロニーを維持しているとのこと。
これはつまり、複数の雌による安定した環境下でワモンゴキブリは雄との有性生殖による新しい遺伝子の獲得を経ずに、長期間多くの卵を産んで増えていくという非常にやっかいな性質です。悪夢と呼んでも差し支えないでしょう。
もし本当に同じような性質を少なからず身の回りのゴキブリが持っているとしたら…私たちの恐怖感は科学に裏打ちされてさらに大きなものとなりそうです。
ゴキブリ:繁殖に雄いらず 雌3匹以上で単為生殖促進 - 毎日新聞
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