「もしもスティーブ・ライヒがiPhoneのデフォルト着信音を手がけたら?」というミニマル・リミックス


あのデフォルト着信音をもしもスティーブ・ライヒが手がけていたら、こんなことになっていたかもしれません。詳細は以下から。

以前BUZZAP!ではiPhoneのあのデフォルト着信音をいじり倒したリミックス曲を紹介しましたが、こちらは「もしもスティーブ・ライヒがiPhoneのデフォルト着信音を手がけたら?」というコンセプトのミニマル・ミックスです。

リミキサーはSeth Kranzlerさん。現代音楽の巨匠でありミニマル・ミュージックの創始者のひとりと讃えられるスティーブ・ライヒが1967年に発表した代表作のひとつ、「ピアノ・フェイズ」から着想を得たもの。

ライヒの初期の楽曲に多用されるフェイズ・シフティングと呼ばれる、2つの同じフレーズを同時に開始し、その片方の速度が僅かに変化することによって生じてくるフェーズのずれそのものを音楽とする技法を用いています。

Steve Reich Marimba Ringtone Phase - YouTube


iPhoneが2台並び、どちらにもスティーブ・ライヒから着信しているというヴィジュアルも含めて非常に秀逸です。また、この音楽をひたすら聴き続けたい人のためにstevereichiscalling.comというサイトが作られていますので、ライヒからの着信にひたすら聴き入ってみるのも良さそうです。

Steve Reich is Calling_ A Minimalist Ringtone for the iPhone _ Open Culture

ライヒ:六重奏曲/ピアノフェイズ/エイト・ラインズ
Reich
CPO (2007-12-12)
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