カメラの世界最高評価を自ら塗り替えたHTCのフラッグシップスマホ「HTC U11 HTV33」のレビューをお届けします。詳細は以下から。
これが「HTC U11」。ゴリラガラス5の3Dガラススクリーンに覆われた5.5インチWQHD(2560×1440)Super LCD 5液晶にSnapdragon 835、4GB RAM/64GB ROM採用のフルスペックモデルです。
背面には屈折率の高い希少素材を幾重にも重ねることで、角度ごとに色味が違って見える「リキッド・サーフェイス」ガラスを採用。バッテリー容量は3000mAhで、ユーザーの利用シーンに応じてバッテリー消費を最適化する機能「Boost+」を採用したほか、Quick Charge 3.0をサポートしています。
触ってみたところ。Snapdragon 835はダテではなく、かなり快適に動作します。
グローバルなカメラ評価機関「DxOMark」で、世界最高となるスコア90を叩き出した背面カメラはF値1.7、1.4μmピクセルの1200万画素裏面照射型 (BSI) センサー採用。5軸制御光学手振れ補正(OIS)に加えて、一眼レフのようにすべてのピクセルをPDAF(像面位相差オートフォーカス)に利用する「ウルトラスピード・オートフォーカス」で、動き回る対象や暗所撮影でも素早く正確なフォーカスが可能に。
4つの360°全方位マイクと音声フォーカス技術によって、あらゆる方向から最高の臨場感を楽しめる3Dオーディオ録音も実現。
動画撮影時はズームアップに合わせて特定の方向の音をズームする仕組みも実現しました。
さらに最大32秒の長時間露光、RAW形式に対応したプロモードも。また、前面カメラもF値2.0、1600万画素でHDRブーストに対応しています。
握って操作できる「エッジ・センス」によって、カメラ機能の起動や撮影が持ち上げて握り、笑うだけで済むように。「シャッターボタンを押したら手ブレした」といった事態も避けられる上、画面が濡れてタップしづらい時でもシャッターを切れます。
同梱のUSB-Cハイレゾイヤホンでは周囲の雑音のレベルを継続的に把握、周囲の状況に合わせて瞬時に音を調整する「アクティブ・ノイズキャンセレーション」に加えて、自動で個々の耳にあった音域と音量を検知する機能も利用できます。
そして最も大きなポイントが、防水に対応したという点。カメラの評価が高かった一方、防水非対応だったためにHTC 10の購入を見送らざるを得なかった層も、今回は気軽に世界最高評価のカメラを楽しめるわけです。
カラーバリエーションはサファイアブルー、ブリリアントブラックの2色。HTCといえばレッドのイメージが強いところですが、今回はレッドもホワイトもラインナップされていません。
専用のモバイルVR端末「LINK」を接続すると、VR空間で全身が動き回れる最先端の体験も楽しめます。
ちなみにHTC U11が対応する下り最大速度は558Mbps。夏モデルの最高通信速度である下り最大590Mbpsに及ばない理由をKDDIに問い合わせたところ、ハードウェアの仕様に起因するものであることが告知されています。
◆HTC U11 HTV33
ディスプレイ:5.5インチWQHD(2560×1440)Super LCD 5液晶
プロセッサ:Snapdragon 835
RAM/ROM:4GB/64GB
メインカメラ:1300万画素+135度ワイドカメラ200万画素
前面カメラ:約500万画素
バッテリー容量:2940mAh
おサイフケータイ:NFC、Felica
ワンセグ、フルセグ:なし
Bluetooth:4.2
対応ネットワーク:下り最大558Mbps、上り最大50Mbps
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