お酒を飲まなくても酔っ払える方法が発見される、日本人にはお馴染みのアレでした



言われれば納得、という方も多いのではないでしょうか?

あなたがお酒を飲む時、お酒そのものの味を味わいたいことも、ツマミのマリアージュを満喫したいことも、恋人や仲間と素敵なナイトライフを楽しみたいこともあるかもしれません。

でも、とにかく酔っ払いたいという時だってあるのではないでしょうか?そして、そんな時にお酒を飲まなくても酔っ払えるという極めてコスパの高い方法が発見されたのです。

ワクワクしますか?ですが話はそんなに心地のよいものではありません。

その方法というのは「断眠」。そう、簡単に言えば「眠らないこと」なのです。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の最新の研究によると、断眠は脳細胞の通信速度を低下させ、正常な記憶を阻害します。この断眠による疲労の効果はお酒を飲み過ぎた時のものと同じだとのこと。

研究者らは12人のてんかん患者の脳を手術前にスキャン。睡眠の欠如がてんかんの発作の引き金になるため、てんかん患者は入院期間を短縮するために夜通し起きて発症を促す事があり、研究者らはこうした事例から断眠の認知機能への影響を研究することができます。

電極に接続された患者らは画像を見せられて可能な限り早く分類するように求められます。電極はこの際脳細胞の、特に側頭葉の活動を感知します。当然ながら患者たちが眠気を感じるほど、脳細胞の活動は低下してゆきました。

主任研究員のYuval Nir博士によると、通常の素早い反応と異なり、ニューロンの反応は遅く、活動も弱くなりました。そして伝達速度も通常よりも間延びしてしまったのです。つまり睡眠の欠如が患者らの画像のインプットを意識的な考えに変換する能力を妨げたということ。

さらにこの研究では、患者らは起きている状態にもかかわらず眠気の中で脳の一部が休眠状態に入っていたことも分かりました。

Itzhak Fried博士によると「睡眠状態に近似した脳波が検出され、患者の脳の活動のタスク処理が中断してしまっている。この現象は患者の脳の特定の部分が居眠りの状態にあり、それによって他の部分が起きているのに精神の一部が停止している」とのこと。

このように断眠によって生ずる症状は過度の飲酒に寄って発生するものと極めて似通っています。

日本人の多くは多少なりとも徹夜仕事の経験を持っているかと思われますが、眠らずに疲労困憊している状況は泥酔しているのと変わらないということ。効率が上がらないのも当然です。

またデスクワークならばまだしも、これが自動車の運転ともなると極めて危険なことは言うまでもありません。高速道路ではサービスエリアでの早めの仮眠が推奨されますが、居眠り運転は飲酒運転に劣らず危険であるにも関わらず、アルコールチェックのような検査法は存在しないため、ある意味より危険は大きいとも言えます。

納期やスケジュールに追われ、学生ならば試験やレポート提出に向けて徹夜をすることもあると思いますが、その効率は飲酒しているのと同じ程度に低いことはよく理解しておいた方がよいでしょう。

Study Finds Way To Achieve The Effects Of Being Drunk Without Drinking _ IFLScience

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