あまりにも有名な「京都+狐」の伏見稲荷大社ですが、狸も負けてはいないのです。詳細は以下から。
叡山電車の一乗寺駅から狸谷山不動院の入口にようやく辿り着いたBUZZAP!取材班(前編はこちらから)。ここから健康階段250段がはじまります。夏の暑い時期にドリンク無しでここまで来てしまった人は潔く狸谷山祈祷殿待合室付近の自販機まで戻って買ってきましょう。
なぜか阪神タイガース優勝記念の碑が建てられています。あなたたちは虎じゃなかったのか…?はっ、まさか!?
機密に触れそうなので知らんぷりをして階段を登り始めます。軽く苔むした静かな感じがたまりません。
すぐに白龍弁財天に辿り着きます。伏見稲荷大社を思わせる鳥居ですね。
建物が独特です。中国っぽいようにも感じますが…。
ところどころに狸の置物がいて何段登ったかを知らせてくれます。
こちらには七福神。意外とポップです。
69段目には「お迎え大師」という弘法大師像。足腰の健康を願うとされて「健脚わらじ」を奉納していく信者さんも多いとのこと。ロケンロー。
さらに登ると「弘法大師 光明殿」があります。名前の通り弘法大師を祀る大師堂です。ここで大体中間地点。
ですがまだまだ階段は続きます。訪れたのは土曜日の午後でしたが人出はせいぜいこの程度でした。「有頂天家族2」に登場したとはいえまだまだ穴場と言えるでしょう。
階段を登りながら見上げると、本殿が見えてきました。
ようやく登り切って広場に出ました。ここでは護摩焚きが行われることがあるということです。
見上げた本殿。清水寺と同じ懸造(かけづくり)と呼ばれる建築技法で作られています。
階段を振り返ると…こんなに登ってきていました。しかし山深い。
広場の右手には「ウスサマ明王」が鎮座しています。猛々しい烈火で不浄を清浄と化す神力を持つ明王で、日々の生活のあらゆる不浄を清める功徳があることから「トイレの神様」としての信仰されています。
ここには苔むした狸たちがたくさん並んでいます。
奥までずらり。
ウスサマ明王から右手に回り込むと「宮本武蔵 修行の滝」があります。一乗寺下り松の決戦に臨むに当たってここで滝に打たれ修行をしたと伝えられています。現在は滝行はできませんので注意。
滝から最後のひと登りです。
登り切って正面から見る本殿。
本殿の左手奥が京都市街ですが、木が生い茂っているのでチラリとだけ景色が見える感じ。
250段コンプの狸がいました。そのとっくりから1杯飲みたくなりますね。
護摩焚きに使われる大護摩木です。
本殿に入るには入山料500円が掛かります。誰もおらず箱に入れる形式ですが、もちろん不動明王はご覧になっていますのでちゃんと払いましょう。
柱には願かけの札がずらりと掛けられています。ガン封じや病気平癒の願かけが多いようです。
中には本尊の不動明王。内部は撮影禁止ですので実際い訪れてご覧下さい。
上から見る護摩焚きの広場。正面が宮本武蔵修行の滝です。
本殿の端から眺める京都市街。やっぱりチラリですね。
「有頂天家族2」原作の出版取材が行われ、森見登美彦さんが狸谷山不動院を訪れた時の写真です。ファンの方は写真の風景に見覚えがあったのではないでしょうか?
後編ではここからさらに奥の院までハイキングしてみることにします。
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