あまりにヌルヌルとジャンプし過ぎて話題のボストンダイナミクス社の人型ロボット「Atlas」、その歴史を振り返ってみる
今回話題になった動画に至る、あまりにも早い「進化」が衝撃です。詳細は以下から。
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先日からツイッター上などでボストンダイナミクス社の二足歩行人型ロボット「Atlas」の最新動画が話題となっています。
その理由は目を見張るような大技を決めたからではなく、細かい動きのひとつひとつがまるで中に人間が入っているかのようにヌルヌルと滑らかであるため。こちらが話題となっている最新動画です。
Atlasは丸太を飛び越え、互い違いになった3段の段差を軽々と乗り越えます。スポーツ選手でなくとも簡単にできそうな動きではありますが、その動きの自然さは「不気味の谷」を越え、人間そのものの動作に極めて近いと感じさせるものです。
BUZZAP!では以前からこの、「軍事用」ロボット会社として世界的に知られ、現在はソフトバンク傘下となっているボストンダイナミクス社の開発するロボットに注目して多くの記事を掲載してきました。
このAtlasに限って見ると、初登場となった2016年2月の動画では積雪した斜面をバランスを取って歩く、ビルのドアを開けて移動したり指定された荷物を持ち上げて運ぶ、人間が棒などで押しても器用にバランスを取り、倒れても即座に立ち上がるといった能力が極めて斬新でした。
同年12月には新たなバランス制御アルゴリズムにより、ブロックのエッジのような足の裏で3点のバランスポイントを確保できない悪い足場をも走破することが可能となりました。
そして世界を再び驚かせたのはこのほぼ1年後の2017年11月のこと。Atlasはジャンプして台に飛び乗ったり飛び降りたりをそつなくこなし、最後にはなんとバク宙まで披露。しっかりと危なげない着地を決めています。
今回の動画はこれからさらに1年後の姿。両足を揃えてのジャンプだったものが、人間のように走り、ジャンプできるようになっていることがよく分かります。
単にその性能が向上するだけでなく、驚くほどに人間らしく動くことのできるようになってきた人型ロボット。東京オリンピックの頃にはメダル級体操選手のような見事なトリックを決めるようになっているのかもしれません。
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