Anker「Soundcore Liberty Air」レビュー、安価な完全ワイヤレスイヤホンがスリムかつ高機能に



Appleの「耳からうどん」ことAirPodsがヒットしたこともあり、すっかり市民権を得た感のある完全ワイヤレスイヤホン。

初心者向けの低価格モデル「Soundcore Liberty Lite」が大ヒットしたAnkerが、新たに携帯に便利なスリムタイプを発売したのでレビューをお届けします。

防水性能はもちろん、スポーツウェアなどのポケットに入れても目立たないため、より一層便利になっています。詳細は以下から。

◆安価な完全ワイヤレスイヤホン、スリムになって新登場
これが「Soundcore Liberty Air」の外箱。「Soundcore」はモバイルバッテリーでおなじみのAnkerによるオーディオブランドで、夏から独立したブランドとしてさまざまな音響製品がラインナップされるようになりました。


運動時の汗や雨もカバーできるIPX5防水・防汗性能、装用感の良さ、Bluetooth 5.0、グラフェンを使ったドライバ、ステレオ音声通話、ケースからイヤホンを取り出すだけで自動的に電源が入り、ペアリングも完了するPUSH AND GO機能など、詰め込めるだけ詰め込んだ感のあるSoundcore Liberty Air。


初心者向けという位置付けですが、その多機能さには目を見張るものがあります。


今回驚かされたパッケージのクオリティの高さ。最近取り扱いが増えてきた家電量販店店頭などでも目を引くことを意識してか、今までよりデザインに気合を入れている感があります。


中にはSoundcore Liberty Air本体に加え、交換用イヤーピース(本体付属のものを含めサイズは4種類)、microUSBケーブル、取り扱い上の注意、説明書、サポート案内が入っていました。


それではさっそくSoundcore Liberty Airをチェック。ケースは2.5cmと薄く、本体込みの重さはわずか55グラム。ポケットに入れても目立たないで済むあたり、かなり好感が持てます。


開けてみたところ。前モデルと異なり、AirPodsライクなデザインになりました。イヤホンは充電ケースから取り出せば自動で電源オン/戻すと電源オフになり、電源オンの状態でスマホとのペアリングが可能に。左右のペアリングは自動で行われます。


円形になっている部分はタッチパッド。


音楽再生時は右側を2回タップで再生/一時停止、2秒間長押しで曲送り、左側を長押しすると曲戻し。着信時は右側を2回タップで電話に出る/終了、長押しで着信拒否、通話時は右側2回タップで通話保留・新規着信を受ける、長押しでイヤホンでの通話とスマホでの通話を切り替える……などが可能。

音楽再生時も着信時も右側を2回タップすればだいたい事足りる」と覚えておくと良さそうです。


充電端子部分はこんな感じ


また、Soundcore Liberty Airには賑やかな場所でも快適に通話できる「ノイズリダクション対応マイク」を2つ内蔵。左右両方のイヤホンで通話ができます。


詳細は仕様はこんな感じ。充電時間は約2時間で再生可能時間は約5時間。充電ケースを組み合わせれば20時間駆動します。


◆「Soundcore Liberty Lite」と比較してみた
Soundcore Liberty Airをチェックしていく上で気になってくるのが、「Soundcore Liberty Liteとどう違うのか」という部分。

見てもらえば分かるように、まずケースの時点でスリムさが全然違います。全体的に円筒形なSoundcore Liberty Liteのケースは、ポケットにどう入れても目立ってしまう部分がありましたが、Soundcore Liberty Airではそのような心配はありません。


さらに再生時間も異なり、Soundcore Liberty Liteが再生約3.5時間、(ケース込み12時間)なのに対し、Airでは再生約5時間(ケース込み20時間)にまで進化しました。


◆装用感そのままで携帯性・実用性向上、完全ワイヤレスイヤホン初心者が満足して使える1台
・装用感
使用感をレポートするため、Buzzap!編集部員がSoundcore Liberty Airを着けてみたところ、まず気付いたのが装用感の良さ。

密着感を高めた構造で周囲からのノイズを減らす「パッシブノイズキャンセリング」のため、耳の少し深めのところにしっかり密着(イヤーチップで調整可能、少し小さめがオススメかもしれません)し、イヤホンと耳の間にすき間ができるようなことはありません。

おかげでヘッドバンキングしようが頭をブンブン振ろうが耳から外れることはなく、有線イヤホンにありがちな「頭を動かすとケーブルが首に引っかかり、イヤホンが微妙にズレたせいで聞こえ方が急に変わって興が削がれる」といった心配もありません。それでいて本体は軽く、耳への負担なく聴き続けられます。

タッチパッドを採用した点も高評価ポイント。Soundcore Liberty Liteは物理ボタンだったため、操作する際イヤホン自体が耳の中に押し込まれる感じになってしまいましたが、操作時の耳への負担が大きく軽減されました。


・携帯性
続いては携帯性。例えば外出先で有線のイヤホンを使って音楽を聴く場合、断線しないか気にしつつ、いちいちケーブルをまとめてカバンにしまうなどする必要がありましたが、Soundcore Liberty Airは耳から外して充電ケースに入れるだけ。

Soundcore Liberty Liteよりケースが薄く、より持ち運びやすくなった点もポイント高め。ポケットの中で邪魔にならないので、軽装の季節にも困りません。


ケースに入れるとBluetooth接続も自動的にカットされるため、わずらわしさはありません。再生時間が約5時間ある上、ケースにしまえば2時間でフル充電になるため、普段遣いにちょうどいいアイテムです。


・音質、接続性など
Bluetoothイヤホンの特性上、ポータブルアンプと有線イヤホンの組み合わせほど音質は良くはありません。

しかし耳に密着するような装用感と重低音でも破綻せずに鳴るグラフェン採用ドライバー、周りの音を遮断しながらしっかりと音楽を聴かせてくれるパッシブノイズキャンセリングのおかげで、電車の中でも没入感は損なわれませんでした。

有線イヤホンにありがちな「ケーブルがものに引っかかって引っぱられた時に聞こえてくる音(&耳穴が引っぱられる感覚)」が解消されるだけでもかなり快適。音量も十分で「クサクサした気分なので大きい音で聴きたい」といったニーズにも応えられます。完全ワイヤレスイヤホンの弱点である「Bluetooth接続の不安定さ」も特に問題ありません。

コスパを求めるのであれば「Soundcore Liberty Lite」、携帯性や再生時間、通話品質も求めるなら「Soundcore Liberty Air」と、選択肢が広がったAnkerの低価格な完全ワイヤレスイヤホン。

通常価格税込7999円で、ブラックとホワイトの2色が展開されています。

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