「現行機種が4年前のモデルに負ける」という、あまりに屈辱的な結果となりました。詳細は以下から。
カメラ評価サイト「DxOMark」が行ったソニーの現行スマホ「Xperia XZ3」のレビューによると、同モデルのスコアがわずか79だったそうです。
大手メーカー各社がマルチカメラ化に乗り出す中、Xperia XZ3はシングルカメラですが、DxOMarkはGoogleのPixel 3を念頭に置いてか「適切なチューニングとソフトウェアで、マルチレンズ競争に追いつくことができます」とコメント。
その上で「すべての条件でダイナミックレンジが限られている」「レンズの周辺部に向かうにつれて歪みが強くなる」「暗所でのオートフォーカスが顕著に遅い」「プリインストールされたボケモードがない」など、ソフトウェア面をソニー最大の問題と指摘。昨今のハイエンドスマホとしては非常に低い「79」というスコアで評価しています。
ちなみに2019年3月22日現在、DxOMarkのランキングトップ10はこんな感じ。Huawei Mate 20 Pro/P20 ProがツートップでGalaxy S10 Plus、Xiaomi Mi 9、iPhone XS Maxが後を追う形。カメラの高画質化競争でHuawei、Samsung、Xiaomi、Appleがしのぎを削っています。
11~30位はこんな感じ。Xperia XZ3と同じシングルカメラのPixel 3が11位にいるだけに、マルチカメラ競争に出遅れているか否かは、実はそこまでクリティカルな問題ではないということが分かります。
Xperia XZ3は43位。2016年発売のiPhone 7どころか2015年発売のGalaxy S6 Edge以下という、あまりに屈辱的な結果です。
あくまでDxOMarkという機関が下したものでしかない今回の評価。
「高画質なカメラセンサーを手がけ、ミラーレス一眼で高い評価を得ているメーカーのスマホが画質を酷評される」という皮肉な結果となりましたが、はたして最新モデル「Xperia 1」などで巻き返すことはできるのでしょうか。
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