4000年前の犬はこんな顔をしていた、3Dプリントで復元に成功

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先史時代から人間の友人だった犬。まだ私たちが石器や青銅器を使っていた時代、彼らはどんな顔をしていたのでしょうか。詳細は以下から。

1万5千年以上前に野生のオオカミから分化し、最も古くに家畜化された動物である犬。狩猟犬や牧羊犬、番犬として人間社会を成り立たせる重要な役割を担っていた他、家族同様に扱う文化も世界中に存在しています。

そうした長い歴史の中で、大型犬から小型犬まで多種多様な犬種が生み出されてきたわけですが、それでは昔の犬はどんな顔をしていたのでしょうか。

英国スコットランドの歴史歴環境を調査する「Historic Environment Scotland(HES)」は、新石器時代に当たる4000年以上前の犬の顔を復元しました。

グレートブリテン島の北東に浮かぶオークニー諸島Cuween Hillにある新石器時代の埋葬用のモニュメントであるチェンバード・ケアンから、24頭の犬の頭蓋骨が8人の人骨と共に発見されたのは1901年の事。


このモニュメントは紀元前3000年から2400年の間に作られたもので、頭蓋骨はモニュメントが作られてから500年ほど後に葬られたことが分かっています。その当時はオークニー諸島で農耕が始まったばかり。犬たちは集落を守ったり羊を追ったりしていたはずだとのこと。

同時に、当時のオークニー諸島の人々にとって犬はシンボルやトーテムとしての重要性も担っていた可能性があり、埋葬された24頭の犬は儀礼的な目的で「生贄」にされたのではないかとHESは考えています。

HESは現在スコットランドの国立博物館に収蔵されている犬の頭蓋骨のひとつをCTスキャンし、そのデータを元に3Dプリントを行いました。


この3Dプリントされた頭蓋骨を法医学の手法を用いてAmy Thorntonさんが復元しました。伝統的な粘土を用いた顔の復元法を用い、シリコンで鋳型を取ってヨーロッパオオカミに似た毛で覆いました。



この犬は大きめのコリーほどの体格だったとのこと。私たちが日常的に目にする犬たちとは少し顔立ちが違う気がしますが、これらの犬から私たちの知る犬種が生み出されてきたのかも知れないと考えるとなかなか感慨深いものです。

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