iPhone XRが「アメリカで最も売れたスマホ」に輝きAndroidからの乗り換えも過去最高に、ただし「2台目タダ」のおかげ
不調と思われていたiPhone XRが驚きの売れ行きを見せました。詳細は以下から。
Advertisement
調査会社カウンターポイントのリリースによると、iPhone XRが2019年2月に「アメリカでもっとも売れたスマホ」の地位を獲得したそうです。また、2位はiPhone XS Maxだったとのこと。
iPhone XRはiPhone 7/7 Plusからの機種変更ユーザーを獲得することに成功。
iPhone XS MaxはiPhone 7 Plus/8 Plusからの機種変更が多かったとされています。
なお、AndroidからiPhone XRへの乗り換えも過去最高を記録しており、とりわけGalaxy S7ユーザーを数多く獲得。
ただしiPhoneからAndroidへ移行したユーザーの多くがGalaxy Note 9を選んでいるため、Huaweiのいない北米市場ではAppleとSamsungの殴り合いが続いているとみられます。
ちなみにカウンターポイント社のアナリスト、Maurice Klaehne氏によるとiPhone XRやXS Maxが売れた背景には「1台買ったら2台目は無料」「新規300ドル割引&特別下取り」があったとのこと。
「Verizonが新型iPhoneに関して2019年2月に実施した『一台買ったら二台目は無料』というプロモーションが功を奏した。iPhone XRの30%、iPhone XSの43%の売り上げは、もともとAT&Tを使っていた人々である。
一方で、最も売れたスマートフォンがiPhone XS MaxであるAT&Tも、同数の切り替えをT-MobileとVerizonから獲得しており、いずれも売上の24%に相当する。差し引きすると、Verizonに軍配があがるものの、Verizonの販売促進プランは、通常の新規契約$300値引きと特別下取り制度に戻っており、来月以降は今のトレンドは続かないであろう。」
つまりタダで配ったり特別な大幅割引を提供するなどの下駄を履かせた結果であるため、「iPhone XRの商品力で1位を獲得した」と言い切るのは、少し厳しい部分もあります。
・関連記事
「低価格版iPhone」2020年春に発売へ、iPhone 8の外見そのままに中身を刷新 | BUZZAP!(バザップ!)
2019年の新型iPhoneはXR/XSと同じディスプレイ構成、2020年には3機種とも有機ELに | BUZZAP!(バザップ!)
「中国景気減速でiPhoneが販売減」は間違い、正しくは「中国でAppleが一人負け」でした | BUZZAP!(バザップ!)
この記事をSNSでシェア
モバイル に関する人気記事
- 【速報】次世代格安タブレット「Alldocube iPlay 60」2万円にいきなり値下げ、3眼カメラやクアッドスピーカーで撮るのも見るのも楽しいSIMフリーモデル
- 【速報】わずか8000円の超格安タブレット「Alldocube iPlay 50 mini Lite」爆誕、動画やゲームも手軽に楽しめて子どもにも最適
- 【朗報】Pixel 8a「お値段そのまま」か、まさかの値上げ回避で「7年保証の格安スマホ」爆誕も油断は禁物に
- 「Galaxy Z Flip6/Fold6」値下げでファーウェイなどに対抗か、初のExynos 2400搭載でコスト削減へ
- 日本でも「脱Snapdragon」なるか、ついにMediaTekのDimensityシリーズがクアルコムの牙城を突き崩す快挙
モバイル の最新記事
- 世界最高性能「Exynos 2500」いよいよ3nmプロセスで量産か、サムスン最大の弱点「歩留まり(=良品率)」向上が鍵に
05月09日 12:30 - iPhone 15 Pro Max激似の格安スマホ「Axon 60」をZTEが発売、足元にも及ばない性能のはずが本家を上回る部分も
05月09日 12:00 - KDDIとソフトバンク「4G/5G基地局の共同整備」全国展開、10万局を構築しコスト2400億円削減へ
05月08日 18:50 - Galaxy S25「AIでバッテリー持ち向上」か、積層型バッテリー搭載のiPhone 16に処理能力も犠牲にせず低コストで対抗へ
05月07日 16:00 - 日本でも「脱Snapdragon」なるか、ついにMediaTekのDimensityシリーズがクアルコムの牙城を突き崩す快挙
05月07日 12:30