ヨールクルスアゥルロウン氷河湖からの帰り道、圧倒的な迫力の滝があります。
BUZZAP!取材班はヨールクルスアゥルロウン氷河湖への長いドライブを終えて帰路に付きましたが、せっかくここまで来たのですから途中の名勝にも寄ってみたいもの。
全てを訪れることはできませんが、国道1号線のリングロード沿いにはさっと訪れることのできる見事な滝があります。
そのひとつがスコゥガフォスの滝。ヨークルスアウルロゥンから1号線を227kmほど戻ったところにあります。
ここまで戻る際には3時間前後のドライブ時間を見ておいた方がいいでしょう。逆方向に向けて走るだけでまったく景色の印象が変わってくる事に驚かされます。
ちょっとした農場の光景もなぜか胸に響きます。
名も無き滝ですら息を呑む美しさです。こんなところに生まれ育ったらどんな感性を持つ事になるのでしょうか。人口30万人にしてビョークやシガーロスといった世界的ミュージシャンを輩出したアイスランドの底力を感じさせられます。
荒涼とした大地と不穏な雲。時折雨粒がフロントガラスを叩きます。これがアイスランドの原風景だといいます。
何度も息を呑む風景が目の前に迫ってきます。
旅でテンションが上がっているとはいえ、1日で600km以上運転すれば疲れは出ますので休みながら安全運転で。
なお、行きに寄ったビーク辺りで必要なものは買い足しておいたほうがいいでしょう。夏は深夜まで明るいのでついつい忘れてしまいますが、キャンプ場に着く頃にはスーパーなどが軒並み閉まっている可能性もあります。
ビークを超えれば後はもう30kmあまり、20分そこそこで到着です。
1号線から右の路地に入り、5分も経たずに駐車場到着。
既に遠くから重々しい滝の音が聞えてきます。
ちょっと歩くと、見えてきました。
これがアイスランドで最も美しい滝のひとつよ呼ばれるスコゥガフォスの滝。2つの氷河に源流を持つスコゥガ川の数多くある滝のひとつで、幅15m、高さ62mという堂堂たる瀑布です。
滝壺の目の前まで歩いて行くこともできますが、ミストシャワーでびしょ濡れになります。
動画で見るとこの迫力です。
晴れていたら気持ちよさそうですし、虹も出るとの事ですが、この時は日が陰り、ひんやりしていたので直近までは厳しい感じでした。近づきたい方は雨具を着用するのが無難です。
さて、次はスコゥガフォスの滝から程近い、裏見の滝として知られるセリャラントスフォスの滝を訪れます。
XL Recordings (2014-02-18)
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