まさかの組み合わせです。詳細は以下から。
日本経済新聞社および共同通信社の報道によると、Yahoo!JAPANやZOZO、PayPayなどを運営するソフトバンク傘下の「Zホールディングス(2019年10月にヤフーが社名変更)」とNAVER傘下のLINEが買収も視野に入れた経営統合に向けて最終調整に入ったそうです。
統合案はソフトバンクとNAVERが50%ずつ出資する共同出資会社を設立し、Zホールディングスの筆頭株主に。Z社は統合新会社として上場し、ヤフーと並列でLINEを100%子会社としてぶらさげる案が検討されているとのこと。
なお、すでにソフトバンクとLINEは格安スマホ「LINEモバイル」で協業中。「LINE Pay」普及のために2019年第3四半期に約339億円の赤字を出したLINEにとって、PayPayを抱えるZ社との経営統合は渡りに船な側面もあります。
「かつてのライブドアとヤフーが統合される」と考えれば、なかなかとんでもない今回の合併劇。
実現すれば日本で高いシェアを誇る検索サービスとチャットアプリが統合されるだけでなく、金融・小売も手がける1億人規模のサービス基盤が誕生するため、国内ネット産業の勢力図が大きく変わるとされています。
・2019/11/14 9:41追記
一部報道について | プレスリリース | ニュース | 企業・IR | ソフトバンク
ソフトバンクが以下のような声明を発表しました。現時点で決定した事実はないものの、協議を行っていることは認めており、「最終調整中」という報道を裏付けています。
昨夜より、日本経済新聞等において当社の子会社であるZホールディングス株式会社とLINE株式会社の経営統合に関する報道がありました。本件を含めさまざまな可能性について協議を行っていますが、現時点で決定した事実はありません。
今後開示すべき事実が発生した場合は、速やかに公表します。
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