伝説の合い言葉が21世紀に復活です。詳細は以下から。
◆「ゲームは1日時間」条例を香川県が制定へ
香川県議会が検討するゲームやインターネットの依存症対策条例の素案で、高校生以下の子供のゲームなどの時間を1日あたり平日は1時間、休日は1時間半に制限することが判明しました。
素案ではゲームは1日あたり平日は1時間、休日は1時間半という時間的制限に加え、夜間の利用は高校生は22時以降、小学生や幼児を含む中学生以下の子どもは21時以降は制限するとのこと。
いずれの制限にも罰則規定はありませんが、子どもたちに守らせることを保護者や学校の「責務」として明記するとしています。
1月10日の委員会で素案を協議した後、パブリックコメントを募ったうえで、2月開催の定例の本会議に条例案を提出する方針とされています。
「ゲームは1日時間」といえばファミコン時代の大人気ゲーム番組「ファミッ子大集合」の合い言葉。20世紀の亡霊が復活してきたように感じる人も少なくなさそうです。
小さな頃から親の目をなんとかすり抜けながらこっそりゲームを楽しんできた強者たちが今は親や教師の立場ですが、果たして彼ら彼女らは自分の受けた苦痛を再び子供に繰り返すことになるのでしょうか。
◆当時の子供たちからは大きな批判も
もちろん、「ゲームは1日時間」として育てられてきた時代の人々からはこの条例案は大不評です。制限や禁止をされていたからこそ自由にできる大人になってからハマり過ぎて廃課金している人もいれば、学校に馴染めなかった子供時代にゲームに救われたという人も。
また、そもそもこの条例案はゲーム依存症対策とされていますが、ゲーム依存症は世界保健機関(WHO)が国際疾病分類(ICD)にも掲載するれっきとした疾病です。
例えばアルコール依存症患者に「酒を飲むな」と言うだけではまったく対策にならないことは火を見るよりも明らかで、この程度の制限では単なる「やってる感」のアピールと取られても致し方なさそうです。
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