ついに武漢への渡航経験のない日本人患者も発生したコロナウイルスによる新型肺炎。中国政府は武漢を封鎖した上に海外団体旅行を事実上禁止するなど封じ込め策を繰り出していますが、日本の旅行業界に深刻なダメージを与え始めています。詳細は以下から。
ちょうど春節休暇に当たる時期での新型肺炎の感染拡大により、中国人旅行客のインバウンドを大きなビジネスチャンスとしていた日本の旅行業界への影響が指摘されていましたが、ホテルの価格の暴落という形で影響が広がっている様子が分かります。
試しに宿泊施設の料金比較サイト「トリバゴ」で2月1日(土)~2日(日)の京都のホテルを検索してみると、五つ星ホテルが半額以下の料金になっているケースも。
もちろん予約サイトによって料金は変動しますが、例えば「ホテル ザ セレスティン京都祇園」を「Agoda」で見てみると、68%オフとなっていることが分かります。
この傾向は京都のみにとどまらず、例えば東京駅周辺を見るとこんな感じに。
大阪でもこのとおりです。
こちらは沖縄。
おそらくは予約していた中国人旅行客のキャンセルに伴い、春節期間中のホテル予約に大きな穴が空いたための価格の暴落と思われます。
中国人観光客の代わりにこれらのホテルに「泊まって応援」もありかもしれませんが、国内でも新型肺炎の患者が続々と発見されていることもあり、なかなか難しいところです。
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