気が付けば家電量販店でも数千円で売られるようになり、身近なガジェットとして浸透してきたドローン。ですがその可能性はまだまだ計り知れないようです。詳細は以下から。
アメリカ合衆国の非営利・公共放送ネットワークである「公共放送サービス (PBS:Public Broadcasting Service)」が「Spy in the Wild」というシリーズの中で、小さなハチドリの形をしたスパイドローンを用いて息を呑むような光景を撮影しました。
それはメキシコの深い山奥で、5000kmにも及ぶ壮大な渡りをする蝶として知られる「オオカバマダラ」の5億匹もの群れの姿。オオカバマダラは寒冷な時期や場所では多くの個体が木々にとまり、寄り添うようにして温度を保ちながら眠ることが知られています。
暖かくなってくるとオオカバマダラは次々とそこから飛びだって行くのですが、あるポイントを超えると一気にすべての個体が飛び立ちます。ドローンが捉えたのは5億羽にも及ぶ大群がそのように飛び立つ際の目もくらむような乱舞です。動画は以下から。
この光景は極めて壮大で美しいだけでなく、非常に貴重なもの。そして、このハチドリ型のドローンによってオオカバマダラの群れを傷つけることなく撮影に成功したとのこと。
今当たり前のように使っている技術にも、まだまだこのような可能性が秘められているのかもしれません。
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