「UQ mobile」をKDDIが統合しauと2ブランド体制に、UQコミュニケーションズはモバイルインターネットに注力へ



UQ mobileがまさかのKDDI傘下になります。詳細は以下から。

KDDIおよびUQコミュニケーションズのプレスリリースによると、両社は2020年5月14日の各社取締役会において、会社分割によって2020年10月1日にUQコミュニケーションズのUQ mobile事業をKDDIに承継させることを決議したそうです。

これはグループ経営資源の集約による営業体制、サービス競争力の強化ならびに事業構造の効率化を図ることで、市場環境やユーザーのニーズに即した機動的なサービスの提供に取り組むためのもの。

200万ユーザーを擁するUQ mobileは「au」との2ブランド体制でKDDIがサービス提供を続けるほか、UQコミュニケーションズは、今後もブロードバンド市場で新たな体験価値を創出し続けるとしています。


もともと2014年にKDDIバリューイネイブラーが立ち上げた格安スマホのサブブランドで、2015年10月にUQコミュニケーションズが吸収し、それがまたKDDIに戻る形となるという、非常に数奇な経緯をたどるUQ mobile。

おそらくUQコミュニケーションズ傘下のまま展開していくよりは、KDDI傘下でソフトバンクとワイモバイルのような形でのブランド展開を進めたほうが得られるものが大きいと判断した結果とみられ、以下のようなメリットを強調しています。

1.通信サービスの営業、サポート体制強化
「au」と「UQ mobile」の全国営業拠点を再編・統合し、地域に根付いた営業体制を構築

2.すべてのお客さまに新たな価値を提供
料金や商品などサービス提供構造を強化し柔軟かつ分かりやすいサービスの提供を通じたユーザー還元の創出、「UQ mobile」においてライフデザインサービス群とのシナジーを創出し新たな顧客体験価値を提供

3.グループ事業構造の効率化
両社で重複する業務や店舗運営の効率化、5G本格化に向けた経営資源の効率化

・15:43追記
UQコミュニケーションズのプレスリリースによると、WiMAX事業はMVNOとしてサービスを提供するパートナー企業各社と共に、今まで同様に提供される方針。

WiMAX 2+とUQ mobileサービスをまとめるとお得な「ウルトラギガMAX」も引き続き提供するとのこと。


今後はWiMAXにおける5Gなどの技術進展への対応や、市場ニーズの変化に応じたサービスおよび端末の開発などに積極的に取り組むほか、KDDIが提供するUQ mobileサービスなどとの連携を強化していくとしています。

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