年内に発売されるPS5について、気になる情報が浮上してきました。詳細は以下から。
◆Xbox Series Xより高価かもしれないPS5
海外メディア「wccftech」の報道によると、PS5はXbox Series Xより高価になる可能性があると業界関係者が明かしたそうです。
これはマイクロソフトがソニーよりもハードウェアの生産コストや小売価格を抑える能力が高いためで、Xbox 360との価格差が大きく、苦戦を強いられたPS3発売当時を思い起こさせます。
もし事実であれば、ソニーがPS5の本体価格をXbox Series Xに近づけようとすればするほど、製造コストが本体価格を上回る「逆ざや」さえ見えてくるおそれもあります。
◆マルチプラットフォームでは「Xbox Series X>PS5」?
また、もう一つ問題となっているのが、PS5にもXbox Series Xにも投入される「マルチプラットフォーム」展開が行われるゲームのパフォーマンス。
PS5は前代未聞の速度を実現したストレージを搭載していますが、単純なCPUおよびGPU性能ではXbox Series Xの方が高く、処理能力はPS5が10.28TFLOPSに対し、Xbox Series Xは12.15TFLOPSと各所で報じられています。
そのため「PS5で1080p/60fpsが出せずに苦心しているゲームがXbox Series Xでは快適に動作する」などの報告が挙がっており、カプコンが開発中の「バイオハザード ヴィレッジ」についても言及されています。
一方でPS5はその超高速ストレージを生かしたゲームであれば、非常に良いパフォーマンスを叩き出せるとのこと。そのためソニーが抱える優秀なスタジオたちによる独占タイトルについては期待できるようです。
Cellプロセッサを上手く使いこなせば「アンチャーテッド」のような名作が生まれる一方、マルチプラットフォームでは「ベヨネッタ」のような分かりやすい差がXbox 360との間に生まれてしまったPS3を思い出してしまう一連の流れ。
鍵となるのは「ゲーム開発者たちがどれだけPS5のハードウェア特性を生かすことができるか」に尽きるようです。
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