手元の自由度が新しい次世代型ジンバルカメラ「MORANGE M1 Pro」レビュー、秋深まる京都を撮りまくってみました

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DJI Pocet 2やFIMI PALMなど、気が付けばいつの間にか定番化してきた小型ジンバルカメラ。

人気機種ばかりが目立ちますが、手元での操作性の幅広さとフットワークを押し出す次世代機「MORANGE M1 Pro」が発売されました。使い心地をレビューしてみます。

MORANGE M1 Proは上海のスタートアップ、Shanghai Moshon Network Technology社が作成した最新のジンバルカメラです。


同社はXiaomiのスタートアップ支援ネットワークMiOT Ecosystemに所属する新興企業。XiaomiのジンバルカメラといえばBuzzap!でも何度も取り上げているFIMI PALMを思い浮かべますが、これにもPocet 2にも搦め手で対抗できる非常に面白い機種になっています。

「MORANGE M1 Pro」は1.4インチAMOLED(有機EL)ディスプレイを備えたジンバルカメラ。形状はDJI OSMO PocetやFIMI PALMとほぼ同じの、今やスタンダードとも言えるタイプです。こちらの方がほんの少しだけ大きいでしょうか。



こちらもおなじみとなった3軸ジンバルを採用しており、光学手ぶれ補正では成しえなかった極めて滑らかで自然な手ぶれ補正を実現しています。


Pocket 2が単体で93度、オプション装着でも最大110度のところ、「MORANGE M1 Pro」は116度の超広角レンズを搭載しており、広がりのある風景をあまさず切り取れます。


F2.8レンズに1/2.3型CMOSセンサーを搭載し、最大60fpsの4K(3840×2160)の動画を撮影できます。



最大8倍のスローモーションにタイムラプス、モーションラプス、最大30秒の長時間露光画像などの複数の撮影モードを備えている他、人の顔や人間、ペットの動物などをAIで自動追尾することもできます。



撮影モードもゲームの一人称視点を思わせるダイナミックな動きのFPVモードに、なめらかに画面を動かして撮影できるフォローモード、上下の動きをなくす水平モード、そして懐中電灯のように前方に向けて画面を固定するフラッシュライトモードなどが充実。


これに加えてスクリーン下に十字キーのようなコントロールスティックが装着されており、この操作によって画面の向きを変えることもできてしまいます。


FHDの30fps以下限定ではありますが、AIによる美顔補正モードも搭載しており、動画での自撮りも美しく楽しめます。


「MORANGE M1 Pro」は1000mAhのバッテリーを搭載し150分の連続使用が可能。また5Vで1時間でフル充電できるなど、フットワークの軽さも強みです。


まずは開封してみます。プロダクトは高級感ある黒い箱に納められています。


開けるとこんな感じに。


入っているのは本体とかなり大き目で堅牢なケース、ストラップ、アダプターケーブル、そしてスマホと接続する際のUSB Type-Cとライトニングのアタッチメントです。


手で持ってみるとこれくらいの大きさです。


表側が手指に合わせてカーブしているのが特徴。


microSDカードを挿入し、スイッチを入れるとすぐにフォーマットが始まりそのまま1分以内に撮影開始できます。この辺りは非常に簡単です。


操作してみます。タッチスクリーンを左右にスワイプすることでモードを切り替えられ、上下にスワイプすると設定画面や、閲覧モードなどの画面に移行できます。左下のマークをタッチするとモード切替画面に。


画面の右側のズームボタンを押すと、下部のバーを動かして最大5倍までズームすることができます。また画面下の丸いコントロールキーを動かすことでカメラの方向をを上下左右に動かすことも。


この辺りの操作感はかなり独特な感じで、これまでにない表現力が足されていることには間違いありませんが、指の太い人にはかなり繊細なタッチが要求されます。

せっかくなので紅葉シーズンの京都で撮影してみました。まずは賀茂川の情景。広角レンズのため、周辺部分の映り方が独特ですね。


ズームをするとどれくらい変わるのか。今回全てFHD画質5倍にするとかなり粗くなります。



動画を撮影してみます。今回はすべて1080PのFHD、60fpsで撮影しています。視点を振った時の追尾速度は「Fast」と「Slow」から選択できます。実際には動き始めの反応の違いという感じでしょうか。


自転車に乗りながら撮影してみました。舗装されていないサイクリングロードでそれなりに凹凸もありますが、ジンバルは非常にスムーズです。


こちらでは鴨川デルタの飛び石を飛びながら撮影しています。基本的なジンバルの性能を感じ取っていただけるでしょうか。


下鴨神社で撮影しながらズームするとどうなるのかを実験。滑らかにズームさせることが難しく、画像の劣化も見えてしまうため、その都度取りたい倍率を定めた上で画質を調節する必要がありそうです。


こちらはフラッシュライトモードです。ひたすら前だけを撮ってくれるので、撮影したいシーンによっては水平モードよりもさらにアクティブに動けます。この辺りはもう何をどのように撮りたいのかが問われるレベルに。


スローモーションはこちら。水の動きなどを撮るとかなり美しく見えます。


こちらは最大の8倍スローにしてみました。アイディア次第でかなり面白い映像になりますが、撮影した動画が思いのほか長くなることにだけ注意が必要です。


なお、景色をスローで撮影してみると風景の感触が違ってきます。ゆっくりカメラを動かしながらの撮影も焦れるため、風景をパンしたい時などに使ってもよさそう。


やはり面白いのはタイムラプス。一番ベーシックな使い方では、定点観測的にある場所での時間経過によるひとやもの、天候などの動きを撮影できます。


逆に自転車等に乗ってタイムラプスで撮影すると簡単に流れるような動画が撮影できます。ただしかなり長時間撮っても、実際には10秒程度だったりするのでこちらも注意が必要。


下鴨神社の糺の森をタイムラプス撮影しながら歩いてみました。


最後に、MORANGEのスマホアプリ(iOS/Android)を使うとスマホを接続してモニター代わりにして撮影できると同時に、撮影した動画を編集することもできます。本体右側の赤いアクションボタンを使って最大4つの動画を撮影すると、AIがそれらを自動的に編集して「いい感じの動画」に仕立て上げてくれます。

下鴨神社の糺の森で適当に撮影してみた動画を編集させるとこのとおり。切り替えのモーションもBGMもすべて自動です。


ただし、残念ながら現時点では(少なくともAndroid版では)英語対応が機能していないため、中国語のみということに。この辺りの言語対応がされればかなり使いやすく遊びやすくなりそうです。

超小型ジンバルカメラの第2世代となるDJI Pocet 2やFIMI PALMの対抗機種として、手元での操作の自由度やタッチスクリーンのインターフェースなどで面白い工夫が詰め込まれた「MORANGE M1 Pro」。現在通販サイト「Banggood.com」では定価の13%オフとなる3万6741円にて販売中です。

MORANGE M1 Pro | Banggood.com

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