先日赤く染まって話題となった京都の鴨川。今度は史上まれに見る低温で凍り付いてしまいました。
夏はクソ暑く冬はクソ寒いことで知られる京都。冬の寒さは1000年前に清少納言が枕草子に「冬はいみじう寒き、夏は世に知らず暑き」と記したほどの都の宿命であることは京都人の誰もが知るとおり。
ですが京都盆地の冷気に包囲されて雪隠詰めにされるような底冷えは体感温度こそとんでもなく寒いものの、気温としてみればそこまで低くはなく、洛中で水道や河川が凍結することはそこまで多くありません。
そんな京都市では1月9日の朝、21世紀の最低気温タイとなる-4.1度を記録。これに伴って京都の鴨川が各所で凍り付いてしまいました。
出町柳の鴨川デルタは凍っていませんが…。
100mほど北上した新葵橋付近ではこのとおり。
午前11時前後でしたが、北大路付近まで日当たりの悪いエリアを中心にあちこちで凍結が見られます。
こちらは鴨川デルタから北東の高野川。
一部では川面が全面凍結しています。この辺りで川がここまで凍るのは珍しいためか、子ども達が楽しそうに遊んでいます。
河原まで下りてみました。
このとおり完全に凍っています。
石を投げてみると…。向こう岸まで凍り付いていることが分かります。
日本海側を中心に大雪の被害が相次いでいますが、雪や低温にそこまで慣れていない京都では、今後の天候や気温によっては2016年の大雪の時のような災害が発生する可能性も十分にありそうです。
・関連記事
豊臣秀吉を神として祀る京都の豊国神社、そして日本史上最大の言いがかり「国家安康」「君臣豊楽」の梵鐘を訪ねる | Buzzap!Buzzap!
豊臣秀吉を徳川に隠れて祀り続けたもうひとつの「豊国神社」、そして秀吉の眠る豊国廟へ | Buzzap!Buzzap!
「鶏に謝れ。」な京都の新名物「ハイライトカツサンド」をさっそく食べに行ってきました | Buzzap!Buzzap!
京都人の憩いの場「鴨川デルタ」が再整備、樹木の大幅伐採でイベント広場に | Buzzap!Buzzap!
【前編】京都の奥座敷「高雄」を大混雑の紅葉シーズンでも快適に訪問できる裏技 | Buzzap!Buzzap!
【後編】京都の奥座敷「高雄」を大混雑の紅葉シーズンでも快適に訪問できる裏技 | Buzzap!Buzzap!