ヘヴィ・メタル沼に引きずり込んだ叔父の遺骨で「人骨ギター」を作ったメタルミュージシャン

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骸骨をモチーフにしたギターはこれまでも作られてきましたが、こちらは本物の人骨ギターです。詳細は以下から。

YouTuberにしてブラックメタルミュージシャンのPrince Midnight(深き闇夜の王子)さんは、自分の実の叔父の遺骨からエレキギターを作ってしまいました

Prince MidnightさんがGuitar World誌に語ったところによると、この人骨は90年代にギリシャで死んだ叔父のFilipさんのもの。Filipさんは生粋のメタルヘッズでメタルギタリストでもありました。Filipさんは死後に検体の意志を示しており、その遺体はギリシャの医学校で医療標本として用いられていました。

ですが20年後に検体期間が終了し、遺族が賃料を支払う必要のある墓地に埋葬されることになりました。ですがギリシャ正教では火葬を行うのが困難なことが判明したのです。

Prince Midnightさんはギリシャの州当局や代理人事務所に連絡を取り、叔父の遺体のアメリカ合衆国への引き取りについて相談しました。

そしたらギリシャから箱に入った叔父の遺骨が届いたんだけど、最初はどうしたらいいのか分からなかったよ。埋めるか?火葬するか?それとも屋根裏に置いておくのか?

どれも俺のことをヘヴィメタルにどっぷり引きずり込んだ叔父のためにはどれもイケてないと思ったんだ。

Prince Midnightさんはそんな叔父をエレキギターにするという、本人の言葉どおり「とても難しい道」を選び、膨大な調査を開始します。その際にはフロリダ州の楽器メーカー、ディーンのエンジニアにも相談して人骨ギターを作り上げました。


「楽器として演奏できるギターにしようとしたんだ。そしてちゃんとチューニングを保つことが楽器を作る上で一番困難だった」とPrince Midnightさんは述べています。

そして「Filip Skelecaster」と名付けられたこのギターについて、「胸郭の内側で弾かなきゃいけないから、The WhoのPete Townshendのようなスウィープ奏法でのコードはできないんだ。肋骨が許す範囲内で弾くしかないんだよ。それがこのギターの説明出来ない特色なんだ」と述べています。そしてPrince Midnightさんは続けます。

Filip叔父さんの一部は今もまだここにいる。比喩的な意味でも、文字通りの意味でも。とても暖かく目の前にいて、メタルギターとしての次の性を楽しんでいると思う。Filip叔父さんは永遠の中に刻み込まれたんだ。それは彼が望んだことだと思う。俺はこのギターをとても誇りに思っているし、彼と彼の命、そして俺への影響を讃えるやり方だとおもっている。

そんな人骨ギター「Filip Skelecaster」の演奏風景は以下から。


メタルミュージシャンの人骨ギターということでおどろどろしいエピソードかと思いきや、自分をメタルの道に引き込んだ叔父への愛とリスペクトに満ち溢れた物語でした。

これからPrince Midnightさんはこのギターでどんな音を奏でていくのでしょうか。

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