音楽ファンの多くから蛇蝎の如く忌み嫌われるJASRACの特別顧問が文化庁長官に就任します。詳細は以下から。
政府は3月5日の閣議で、3月末に任期満了の宮田亮平文化庁長官の後任に、JASRAC特別顧問で作曲家の都倉俊一氏を充てることを決定しました。文化庁長官の民間人起用は3代連続で7人目です。
都倉俊一氏日本作曲家協会常務理事、日本音楽著作権協会(JASRAC)会長などを経て2016年4月にJASRAC特別顧問に就任。また山口百恵さんの「ひと夏の経験」やピンク・レディーの「ペッパー警部」などの数多くのヒット曲を手掛けた作曲家としても知られます。
私たちの音楽利用はどうなってゆくのか、一抹の不安が残りそうな人事となっていますがJASRACは2016年には絵画やマンガ、小説など音楽以外の著作権管理への進出に意欲を示しており、2017年には音楽教室からも著作権料徴収するとしてヤマハ他多くの音楽教室から集団提訴されました。
この裁判は地裁ではJASRAC側の言い分が全面的に認められ、控訴審判決は今年の3月18日に言い渡されることになっています。
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