サイゼリヤ「コロナ後もずっと22時閉店」の方針、客足回復見込めないため


コロナ前から24時間営業の中止がコンビニやファミレスで拡大していましたが、サイゼリアが22時以降の営業を今後行わないことを明らかにしました。詳細は以下から。

サイゼリヤは新型コロナの感染拡大対策として、2020年6月から一時的に全1000店で22時閉店としてきましたが、アフターコロナ時代になったとしても深夜の客足の回復が見込めないとして、22時以降の営業を行わないことを明らかにしました。

サイゼリアは2度目の緊急事態宣言下では各自治体の時短要請に応じて20時や21時に閉店している店舗もありましたが、宣言解除後は一部店舗を覗いてすべて22時閉店とするとのこと。

これは同社の堀埜一成社長が日本経済新聞の取材に応じて明らかになったもので「売り上げはコロナ前の7割にしか回復しない」と見ており、割高な夜間の人件費を減らして早期の黒字化を目指すとのこと。

小売りや外食業界では24時間営業の取りやめなど時短営業に切り替える動きがコロナ前から相次いでいました。2016年にはロイヤルホストやすかいらーく傘下のガスト、ジョナサンが24時間営業を見直し。

またコンビニ業界でもファミリーマートが24時間営業見直しを計り、他の大手コンビニも追従の動きを見せるなど、人手不足が原因で始まったこの動きがまったく別のところから拡大していくことになりそうです。

24時間いつでもお店が開いていた時代、もしかしたら予想よりも早くなくなることになるかもしれません。

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