本日テスト導入されたツイッターの投げ銭機能ですが、利用する決済サービス次第では相手に本名や住所などが筒抜けになってしまうため注意が必要です。詳細は以下から。
◆ツイッターが投げ銭機能をテスト実装
決裁サービスで特定のツイッターアカウントに投げ銭できる新機能「Tip Jar」が本日テスト実装されました。この機能ではツイッター社を介さず、直接受け手側の登録した決済サービスで投げ銭が可能となります。
マネタイズしやすくなる受け手側はもちろん、推しのアーティストや支持する活動団体に直接投げ銭できるため、送り手側にとっても嬉しい機能です。
現時点では英語版ユーザーがiOS/Androidアプリから投げ銭が可能となりましたが、受け手はクリエーター、ジャーナリスト、非営利団体など一部の英語版ユーザー限定。
この投げ銭を受け取れるアカウントは今後拡大されてゆくとされ、英語圏以外でも実装予定とのこと。
プロフ画面のボタンからサービスを選択して投げ銭でき、開始時点ではBandcamp、Cash App、Patreon、PayPal、Venmoが対応しています。
◆Paypalを使うと住所などがダダ洩れに
ただし、利用にあたっては個人情報が相手に伝わるケースがあることがすでに指摘されています。
たとえばPaypalで投げ銭した場合、受け手側の領収書に送り手側の住所が表示されることをSocialProof SecurityのCEO、Rachel Tobacさんが明らかにしています。
こんな感じでまる見えです。
またPaypalは決済サービスのため個人アカウントでは本名登録が必要となり、芸名使用の受け手側の本名もバレることになるとの指摘も。
ただしこれはTip JarやツイッターではなくPaypalの仕様の問題とされており、今後対応されてゆくことになりそう。
現時点で日本人になじみのある対応サービスはPaypalくらいのため、実際に投げ銭するまでもう少し様子見した方がよさそうです。
・関連記事
24時間で消える「フリート(Fleets)」投稿機能をツイッターが提供開始、なお「既読機能」付きで誰が見たか一目瞭然 | Buzzap!
「新型コロナワクチンデマ」違反5回でツイッター永久凍結、しかし大きな危険も | Buzzap!
「クソリプ防止機能」ツイッターで実装、リプで邪魔されずデマ流し放題に | BUZZAP!(バザップ!)
煽りタイトルへの「脊髄反射」防止へ、ツイッターがリンク先を読まずにリツイートしようとすると「まずは読みなよ」と勧める試験を実施へ | BUZZAP!(バザップ!)