不安は筋トレで吹き飛ばせると判明、健康な時からやれば予防効果も


不安は筋トレが吹き飛ばしてくれる。これまでも言われてきた話ですが、深刻な状況に至る前の予防的効果も明らかになりました。詳細は以下から。

ジャーナル「Scientific Reports」への最新の発表によると、治療が必要になる前の段階の不安障害に対し、ウエイトトレーニングの有効性が示されました。

不安障害に限らず、治療が必要となる前の段階で症状を改善させられれば、全体としては大きな予防効果に繋がります。

この研究は全般性不安障害の平均的な発症年齢が30歳であることを踏まえ、18歳から40歳までを対象として行われたもの。実験では研究所内だけでなく自宅やジムでもできる筋トレを8週間行ってもらいました。

被験者らはオンラインで実験前、開始後1週間、開始後4週間、実験後に不安障害を測定するものを含む一連のアンケートに回答。その結果、明確に不安の症状が減少したことが確認されました。最も大きな減少は最初の回答と開始後1週間の間、次いで開始後4週間と実験後の間に見られました。

興味深いのは、この実験を最後までやり切った被験者は、平均して途中棄権した被験者よりも実験前の不安障害の傾向が強かったということ。

なぜ、どのように筋トレが健康な人の不安に「効く」かはさらなる実験が必要ですが、研究者らは他人の介在や精神状態の改善への期待、そしてやり遂げたという感情が挙げられるとしています。なかでも継続的なセッティングと目的の達成が被験者に大きな意味を持ったのではないかとのこと。

継続と達成は確かに筋トレの中でも非常に重要な要素。若いうちから筋トレの習慣を作っておくと精神面にもプラスになるかもしれません。

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