緑茶のカテキンに抗酸化作用なし、むしろ酸化させていたと判明



長寿国である日本では日常的に飲まれ、含まれるカテキンが健康に良いとされてきた緑茶。

ですが効能とされてきた抗酸化作用が実はなく、逆に促していたことが報告されました。果たして私たちは緑茶を飲み続けるべきなのでしょうか?詳細は以下から。

チューリッヒ工科大学のMichael Ristow教授がジャーナル「Aging」に発表した研究によると、緑茶の成分として日本人におなじみのカテキンには抗酸化作用がないとのことです。

カテキンは殺菌・抗菌作用を持ち、血糖値の上昇や肥満を抑えると同時に、細胞の老化を引き起こし生活習慣病の原因ともなる活性酸素を抑制する抗酸化作用があるとされてきました。


ですがRistow教授が緑茶のカテキンを線虫に与えたところ、酸化ストレスが短期的にはむしろ増加することが判明。さらに興味深いことに、その後に体の細胞や器官がカテキンの酸化ストレスに抵抗し、結果的に線虫は健康で長生きしました

Ristow教授は「カテキンには抗酸化作用ではなく酸化作用があり、体がこれに抵抗することで強くなるという、ワクチンに似た効果がある」と指摘。

ただしワクチンと違って免疫システムではなく、抗酸化作用を持つスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)やカタラーゼといった酵素を分泌する遺伝子を活性化させていました。


これは例えばスポーツでも酸化ストレスが発生するものの、これに対抗する形で抗酸化能力が増し、より健康になるのと似ています。

こうしたメカニズムは酸素をエネルギーとする生き物全般で共通しており、酵母菌のような単細胞生物から人間にまで広く適用できるとのこと。


Ristow教授は自身も緑茶を愛飲しており、緑茶を飲む分には問題ないとしていますが、高濃度なカテキンは肝臓などの内臓にダメージを与える可能性があるとしています。

日本人がいつもの量の緑茶を飲んでいる分には危険はありませんが、よくばってカテキンサプリにまで手を出すのは考えた方がよさそうです。

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