アメリカ合衆国やイギリスでレジなしのコンビニやアマゾンのサイトで高評価な商品に特化したショップなど、意欲的な実店舗を繰り出してきたアマゾンですが大きな方向転換となりました。詳細は以下から。
ロイター通信の報道によると、米アマゾンは現地時間3月2日、同社がアメリカ合衆国とイギリスで展開する68の実店舗を閉店することを発表したそうです。
アマゾンは2015年に最初の本屋の実店舗をシアトルにオープン。レジなしのコンビニエンスストアや、サイトで高評価だった家庭用品や玩具に特化した「Amazon 4-star」などを意欲的に展開していました。
2021年にはデパート型の大型店を開設する予定が報じられるなど、実店舗への投資を推し進めていたアマゾンでしたが、実際には苦戦を強いられていたとのこと。
ロイターによると前四半期の売上高1370億ドル(約15兆8000億円)のうち実店舗の売上は3%に過ぎず、このほとんどが子会社化したスーパーマーケット「Whole Foods」によるものだったことが大量閉店の大きな要因としています。
なお、こうした実店舗の従業員らは「Amazon Fresh」などの別の職場で働くことができ、退職希望者には退職金が支払われます。
GAFAの一角であり、オンラインショップの代名詞とも呼べるアマゾンでしたが、実店舗での小売業はまったく別のビジネスだったようです。
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