今なお根強い需要がある一方、どうしても「ニッチな商品」という感が否めない小型スマホ。
その傾向はどんどん強まっており、iPhone 14はminiが廃止されて大画面版が投入される見通しですが、どうしてスマホは大型化しつつあるのでしょうか。
海外メディアの報道を元に、Buzzap!編集部がまとめてみた「小型スマホが売れない理由」は以下の通り。
・スマホの使い方が変わってきた
まず踏まえておきたいのが、スマホの使い方が変わってきたこと。
今やブラウジングやゲームにとどまらず、新型コロナウイルスの流行でオンラインの授業や会議にも利用されるようになったため、コンパクトなスマホではニーズを満たせなくなりつつあります。
・発熱やバッテリーの問題をクリアできない
現在主流となりつつある5Gスマホは従来よりも消費電力が高く発熱も大きいため、容量の大きなバッテリーや排熱を促す仕組みを導入する必要がありますが、小さなボディにそれらのギミックを採用するのは非常に困難。性能やバッテリー容量を犠牲にする必要があるため、実用性が損なわれてしまうわけです。
分かりやすい例が「BALMUDA Phone」。コンパクトサイズに強くこだわった結果、5Gスマホにもかかわらず一般的な4Gスマホを大きく下回る2500mAhバッテリーしか備えていません。
・新しい機能を搭載できない
コンパクトさと最新機能の両立を求めるユーザーは決して少なくありませんが、本格的な光学ズームを実現する「ペリスコープカメラ」の場合、6インチスマホの背面の面積を25%以上消費してしまうほどの大きさがあります。
もしそれを4インチのスマホに実装した場合、バッテリーやスピーカーなど各種部品を入れるスペースはありません。
つまりどうしても小型スマホを求めるのであれば、処理能力やバッテリー容量、カメラなどスマホを快適に使うために必要なものを諦める必要があるわけです。
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