長年手がけてきた自社製プロセッサ「Exynos」が性能面で後れを取ってしまっているSamsung。
再起の一手となるのでしょうか。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、Samsungはデバイスソリューションアメリカ(DSA)本社内に最近設立されたパッケージングソリューションセンターのディレクターとして、元Apple社員のKim Woo-pyeong氏を任命したそうです。
Kim Woo-Pyeong氏は、テキサスインスツルメンツ社とクアルコムで働いた後、2014年にAppleに転職し、9年間勤務した人物。SamsungとAppleという競合2社にまたがった任命というのは珍しいとのこと。
Samsungは自社製プロセッサ「Exynos」を生産しており、Galaxy Sから採用していましたが、今後発売される「Galaxy S23」にはTSMCの「Snapdragon 8 Gen 2(SM8550)」が採用される見込みで、性能でも生産能力でも他社製品に及んでいないのが現状。
今回、競合相手でもあるAppleのプロセッサ設計にかつて携わった人物をディレクターに据えたことで、Exynosシリーズの立て直しを図ろうという決意の大きさが見えてきそうです。
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