スマホカメラの「出っ張り(バンプ)」消滅へ、最大9倍の可変光学ズーム対応の極薄カメラ登場でSnapdragon 8 Gen 2に最適化も


年々巨大化するとされてきたスマホのカメラにブレイクスルーが起こるようです。詳細は以下から。

LG Innotekのプレスリリースによると、同社は世界最大のIT・家電展示会「CES 2023」で、世界初となる「光学望遠ズームカメラモジュール」を公開するそうです。

これは1つのカメラモジュールで4~9倍の可変ズームを実現したもの。従来のように「3倍」「10倍」など特定の倍率に対応したズームカメラをそれぞれ搭載する必要が無くなるため、コスト削減や本体の小型化に寄与します。

また、一般的に高倍率になるほど焦点距離が長くなるためにモジュールは厚くなりますが、設計と構造を刷新することでスマホカメラの「バンプ」がなくなるほどに厚みを最小化できたとしています。

さらに、同社はクアルコムと連携して「Snapdragon 8 Gen 2」プロセッサの光学ズーム用ソフトウェアを最適化。

それによりオートフォーカスや露出、ホワイトバランスのチューニングが高速化し、画質も圧倒的に向上するとしています。

2023年初頭にはこれらを搭載したスマホが登場すると予想されているほか、「iPhone 15 Ultra」にも同一のカメラモジュールが搭載とされており、来年登場のスマホはカメラ周りにおいて飛躍的な進化を遂げそうです。

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