パソコン向けのプロセッサといえばIntelかAMDの2択。
そんな20年来の「当たり前」を崩すべく、強力な刺客が送り込まれることが明らかになりました。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、2024年にスマホ向けプロセッサ「Snapdragon」シリーズで知られるクアルコムがパソコン向けに「Snapdragon 8cx Gen 4」をリリースするそうです。
Snapdragon 8cx Gen 4はデスクトップおよびノートパソコンをターゲットにした12コアのプロセッサで、高い処理能力を実現した8つのパフォーマンスコア(3.4GHz)および電力効率に優れた4つの省電力コア(2.5GHz)を必要に応じて使い分ける仕組み。
4コアのブロックごとに12MBの共有L2キャッシュ、8MBのL3キャッシュ、12MBのシステムレベルキャッシュ、そしてグラフィックス用として別途4MBキャッシュを備えており、「野獣」と呼ばれるほどの処理能力が期待されています。
また、最大64GBのLPDDR5Xメモリ(4.2GHz駆動、8チャネル構成)をサポートするほか、機械学習にも利用できるGPU「Adreno 740」も搭載。
PCIe 4.0接続の外付けグラフィックボードやNVMeドライブに加えて、UFS 4.0を用いた安価なストレージもサポートする一方、iPhoneにも採用されるなど信頼性に定評ある5Gモデムは内蔵されないとしています。
クアルコムが買収したNuviaの技術によって実現したパソコン向けの新プロセッサ。
IntelとAMDの牙城をどれだけ突き崩せるかは未知数であるものの、Windows対応に向けてマイクロソフトと連携していることもあり、ある程度期待できるかもしれません。
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