「1円のiPhone 13」など夢のまた夢、地方のスマホ割引の悲惨すぎる実態が明らかに



Buzzap!で2021年7月からお伝えしている大手各社の仁義なきiPhone値下げ合戦。

かねてからコメント欄で都市部と地方での「割引格差」を憂慮する声が上がっていましたが、その実態が可視化されてしまいました。詳細は以下から。

◆1円で最新スマホが提供される都会
まず振り返っておきたいのが、都市部でのスマホ割引の現状。大手家電量販店では当たり前のように「iPhone 13」が1円で提供されています。


あくまで2年後に返却する前提ではあるものの、そのまま使い続けてもトータルの支払額が半額で済むなど、かなりリーズナブルな各社のセール。

ソフトバンクでは「Pixel 7」「Xperia 5 IV」に加えて本体価格19万円の「AQUOS R7」すら対象です。


極端な例ではあるものの、一部のドコモショップでは「iPhone 14」すら1円に。「最新スマホが安く手に入る」というのは急速に景気が悪化しつつある昨今ではうれしい話です。


◆地方のスマホ割引の現状は……
そして見てもらいたいのが、Buzzap!編集部に地方の読者から寄せられた情報。

春商戦まっただ中の今月、とある大手家電量販店での割引の実態をレポートしてもらいました。


まずドコモやauは特にセールを実施しておらず、安く手に入る機種といえばMNPユーザー向けに一括1円で提供されているドコモの「Galaxy A22」のみです。


比較的頑張っていたのがソフトバンク。都市部と同じように「Pixel 6a」や「Xperia 5 IV」を1円で提供しています。


ソフトバンクが値引き攻勢を仕掛ける背景には、やはり電波でドコモやauが選ばれてきた地方ならではの事情もあるのでしょうか。


驚くべきポイントが「iPhone 13の1円セール」以前に「大手3社のiPhone 14どころかiPhone 13すら店頭にない」という点。ワイモバイルのみiPhone 12およびiPhone SEを扱っていますが、特段安いわけでもありません。


なお、別の大手家電量販店の場合……


そもそも携帯電話コーナー自体が撤去されており、スマホと名の付くものは一切店内にありませんでした。


お店に入ってすぐの一番目を引くエリアにある謎の虚無。つい最近撤去されたとみられます。


携帯電話コーナーがあった頃の名残とみられる、てきとう感あふれるSoftBank Airブース。パンフレットに「ネットとスマホ セットでおトク!」と書かれていますが、スマホはどこに……


さすがにキャリアショップではiPhone 13やiPhone 14も販売されているものの、割引は雀の涙。auショップの目玉商品は数ヶ月後に発売2年を迎える「Redmi Note 10 JE」のみです。


ソフトバンクショップでは割引販売されている商品自体が存在せず、Pixel 6aも2年後に要返却で5万340円。なおSIMフリー版が現在4万2980円のため、サポートが必要な場合を除いてショップで買う意味は無さそうです。


楽天モバイル販売店が存在しなかったことも含めて、いろいろ考えさせられることが多い結果となった地方でのスマホ割引事情。

春商戦が終わりを迎える中で「1円スマホ」規制の波が押し寄せていますが、今後は日本全国でこのような売られ方をするようになるのでしょうか。

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