大赤字の楽天モバイル「au回線頼み」に、ローミングを東京・大阪・名古屋の地下や屋内だけでなく繁華街にも拡大


昨年1年間の営業損失が4615億円へと拡大した楽天モバイルがau回線を都市部でも活用することになりました。詳細は以下から。

KDDIのプレスリリースによると、同社は楽天モバイルとローミングに関する新たな協定を結んだそうです。

これは国内通信事業者の健全なサービス競争の促進に寄与することを目的にKDDIが行ってきた楽天モバイルへのau回線ローミング提供を見直すもの。

新協定では今までローミングに含まれなかった東京都23区、名古屋市、大阪市を含む都市部の繁華街を新たな対象に含めるとしています。

なお、現在ローミングを提供している屋内(地下鉄や地下街、トンネル、屋内施設)などでも引き続き回線を提供するほか、期間を2026年9月まで延長するとしています。

楽天モバイルの財務負担軽減目的なのが色濃い今回の提携延長。「ローミング提供期間のさらなる延長については両社協議の上決定します」としているだけに、楽天モバイルのau回線頼みが当面続くこととなりそうです。

楽天モバイルは、ローミングを活用することにより、財務負担を限定しつつ、迅速かつ効率的に接続性の更なる向上を図り、お客さまにより快適にお使いいただける環境を実現します。また、KDDIは他社との設備共用を推進することで、4G設備の有効利用を図ると共に5Gネットワークの構築を推進していきます。

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