ソニーが満を持して発表した、PS5のゲームを持ち運んで遊べる携帯ゲーム機「Project Q」。
しかし、携帯するデバイスとしてかなり重要なバッテリー持続時間について、気になる報告が明らかになっています。詳細は以下から。
ゲーム関連のリーク情報などを扱う海外メディア「Insider Gaming」の報道によると、Project Qのバッテリー持続時間は3~4時間となる見込みだそうです。
これはProject Qのリーク情報を的中させた同メディアが、紹介を省略していたとしてYouTubeチャンネルなどで改めて報じたもの。
他の携帯ゲーム機と比較すると、例えばニンテンドースイッチのバッテリー持続時間は、旧モデルと現行モデルおよび有機ELモデルで異なるほかゲームによって変わるものの約4.5~9時間だとしており、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」でも約5.5時間遊べます。
また、7インチHD(1280×800)ディスプレイにAMDのRDNA 2をサポートしたAPU、16GBメモリなどを備えたValveの携帯ゲーミングPC「Steam Deck」はバッテリー持続時間が2~8時間。
同じくゲームによって変わるものの、海外のテストでは最長で「Super Meat Boy」を機内モードをオン、画面の明るさが最低の状態で9時間17分持続したとのこと。
さらに、120Hz表示対応の7インチフルHD(1920x1080)液晶ディスプレイを搭載したASUSの携帯ゲーミングPC「ROG Ally」も最大6.8時間と、いずれもProject Qよりも駆動時間が長くなっています。
一方、Project Qは60fps対応の8インチフルHD(1920x1080)ディスプレイと、DualSenseコントローラの全ボタンおよび機能を備えており、単体では遊べずWi-Fiを経由した「PSリモートプレイ」でのPS5のストリーミングプレイのみに対応しています。
外出先では5Gスマホのテザリングでリモートプレイ、自宅ではPS5本体でガッツリ遊んだあと寝室でもうちょっとだけ……といった遊び方など、あくまで「PS5のコンパニオンデバイス」と考えたほうが良さそうなProject Q。
単体でゲームが完結するニンテンドースイッチやSteam Deckとは設計思想がそもそも異なり、「テレビ(PS5)の前にいない時間を埋めるもの」という位置付けのため、駆動時間をそれほど重視していないのかもしれません。
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