「iPhone 15 Pro」Apple A17は『高性能版』『低コスト版』混在か、勝ち組は年内に購入したユーザーに


すべてのAndroidスマホを「周回遅れ」にしてしまうiPhone 15 ProのApple A17プロセッサをめぐって、気になる情報が浮上していることが明らかになりました。詳細は以下から。

海外メディア「wccftech」の報道によると、世界初となるTSMCの3nmプロセスを用いて製造される「Apple A17」には、2つのバージョンがラインナップされる可能性があるそうです。

AppleはまずTSMCの「N3B」と呼ばれる3nmプロセスを独占する形でApple A17の製造に踏み切りますが、N3Bは従来より消費電力を30%削減しつつ18%の処理能力アップを実現するなど、プロセス微細化の恩恵を最大限に受けられるとのこと。

しかしN3Bは製造コストが非常に高くなるため、2024年にはQualcomm、MediaTekなどが採用するコストを抑えた3nmプロセス「N3E」での製造に切り替えるとされています。

なお、N3Eに切り替えた場合、消費電力は従来より32%削減されるものの、処理能力は15%アップにとどまってしまうとのこと。つまりApple 17は消費電力・処理能力が異なる2種類のプロセッサが混在するおそれがあるわけです。

「高い処理能力を求めるのであれば、年内にiPhone 15 Proシリーズを買うべき」となるAppleの方針。あくまで確定事項ではないものの、留意しておく必要はありそうです。

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