世界で最も売れているワイヤレスイヤホンであり、今やiPadやMac以上の売り上げ増加率を誇るとされる「AirPods」。
もはやただのイヤホンに留まらず、「耳用ウェアラブル端末」というべきデバイスに進化しそうです。詳細は以下から。
Bloomburg紙の報道によると、Appleは新型AirPodsに体温計などの機能追加を検討しているそうです。
これはユーザーの外耳道から体温を測定できるセンサーを搭載するというもので、最新の「Apple Watch Series 8」および「Apple Watch Ultra」などの手首の温度測定より精度が高いとみられています。
同社は、現在このデータを月経周期のトラッキングなどに使っているため、より正確になることで風邪や他の病気にかかっているかどうかまで判断できるとしています。
また、補聴器メーカーからエンジニアを雇用し、AirPodsを使った聴力検査が行える機能も開発中のほか、次期「iOS 17」では人の声だけ聞き取れる高性能ノイズキャンセリング機能やミュート切り替えなど、多くの機能も合わせて実装されるとのこと。
さらに「iPhone 15」がLightningから移行するのに合わせて、「AirPods Pro」の充電ケースもUSB Type-Cが搭載される見込みです。
このようにAirPodsの開発が行われる理由として、来年発売予定のARヘッドセット「Apple Vision Pro」と連携できるためとしています。
体温計機能がいつ搭載されるかは不明としていますが、聴力検査やiOS、USB Type-Cは早ければ数ヶ月以内とされているため、例年9月開催の発表イベントでiPhone 15と同時リリースというのも十分考えられそうです。
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