最近では「Dimensity 9000」シリーズなどのハイエンドスマホ向けまで手がけるほか、低価格モデルに多くのプロセッサを提供し続けているMediaTek。
格安スマホを求めるユーザーの強い味方でしたが、今回思わぬ罠が潜んでいました。詳細は以下から。
MediaTekのプレスリリースによると、同社は「Dimensity 6100+」を正式発表したそうです。
Dimensity 6100+はエントリー~ミドルローモデル向けプロセッサで、最大2.2GHzの「ARM Cortex-A76(6コア)」と「Cortex-A55(6コア)」、Mali-G57 MC2で構成されるほか120Hz表示に対応し、TSMCの6nmプロセスで製造されています。
ただし、このスペックは2021年に発表された同じく格安スマホ向けプロセッサの「Dimensity 810」とほぼ同一で、名前だけを変更した「リネーム品」であるとみられています。
なお、カメラは6400万画素から1億画素まで対応とグレードアップしているほか(動画は2K30fpsまで)、5G接続時の電力効率が向上する「MediaTek 5G UltraSave」も3.0+になっていることから、電池持ちも改善している可能性があります。
エントリーモデルでも1億画素カメラが扱えるようになることを考えると悪くないように思えるものの、2年前のプロセッサとほぼ同じ性能になるとみられるDimensity 6100+。
今年の7月から9月までに搭載スマホが登場するとしており、リネーム品であると理解していないと「新機種を買ったのに思ったより性能が低い」といったことになりかねないため、注意したいところです。
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