ファーウェイ「HarmonyOS 4」ChatGPT対抗のAI搭載へ、『第3のモバイルOS』自動車連携などエコシステムさらに拡大

アメリカの制裁でAndroidを使えなくなったHuaweiが独自に立ち上げた「HarmonyOS」。

生まれては消えていった「第3のモバイルOS」と同じ道をたどるものと思いきや、最先端技術を統合することが明らかになりました。詳細は以下から。


海外メディアの報道によると、8月4日開催の開発者向けイベント「Huawei Developer Conference 2023」にてHuaweiが「HarmonyOS 4」を発表するそうです。

HarmonyOS 4には3つの新機能が搭載されると関係者はコメントしており、以下が主軸になるとされています。

・AI
「ChatGPT」のようなAI大規模言語モデルがHarmonyOSの基礎部分に使われているとしているため、文書などを作成して生産性を高められるようになるとみられます。

・自動車との連携強化
また、自動車向けシステムがスマホやスマートホームデバイスなど他のHarmonyデバイスとシームレスに連携するようになるとのこと。

・自動車操作の新たなアプローチ
音声認識やジェスチャー制御、タッチスクリーン操作などのさまざまなフィードバックに対応することで、自動車を「スマートコクピット」として利用できるようになるとしています。

スマホやタブレットにとどまらず、冷蔵庫や電子レンジ、スマート電球、テレビなどのサードパーティー製品に積極的に採用を促したことで「世界シェア3位のモバイルOS」となるほどの急拡大を続けているHarmony OS。

自動車との連携強化は、成長著しい中国のEV産業とのつながりを深めることを目指したものとみられます。

AIが搭載されることでスマート家電などの使い勝手がさらに向上することも期待できるだけに、いずれグローバル市場でも台頭する可能性は十分に考えられます。

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