自社検索エンジンやブラウザなどにAI技術を搭載してきたMicrosoftが、今度はWindowsの標準ツールにも手を加えるようです。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、「Windows 11」のペイント、フォト、Snipping ToolなどのアプリにAIを活用した機能が導入されるそうです。
Windowsペイントには、生成AI「DALL・E2」を用いた検索エンジン「Bing」のAIチャットと同じ技術が使われ、ユーザーが語句を入力すると画像を作成してくれる機能が搭載されるとのこと。
Windowsフォトでは、写真内の物体や人物を認識し、自動的にその要素だけを切り取ったり貼り付けたりできるようになるとされています。
また、画面上の好きな範囲をスクリーンショットできるSnipping Toolには、範囲内のテキストを読み取ってクリップボード上にコピーできる機能が追加されるそうです。
いつリリースされるかは不明とされているものの、Microsoftは9月21日にSurfaceなどの新製品を発表するスペシャルイベントを開催することから、同時に発表されるとみられています。
BingやMicrosoft Edgeをはじめ、Microsoft 365のソフトのデータ作成や整理が行える「Microsoft 365 Copilot」や、無料で使えるデザイン生成ソフト「Designer」など、OpenAI社の技術を使って自社ソフトにAI技術を次々導入してきたMicrosoft。
お世辞にも使いやすいとは言えなかったペイントやフォトなどのツールにAI機能が追加されれば、Windowsの標準機能だけで簡単に画像の作成や編集などができるため、誰でも創作活動を気軽に楽しめるようになりそうです。
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